秋田真維

日々の雑感のまとめ。(旅行、観劇、ニュース、自分の活動などなど)

「折り重なった、ゆかりの日々の上に」

目が覚めた時に、その人がいるという温かさ。その温もりが遠く離れてしまったことに、あと何回涙を流せばいいのだろう。こちらにも海ができたなら、渡って来てくれるだろう…

「真木の柱は朽ちるか折れるか」

ずっと笑っていればいいのに。母を見てずっとそう思っていた。そのままで、いられたらいいのにって。 この邸(やしき)ではどこにいたって、芥子(けし)の匂いが漂(ただ)って…

宮という名はないけれど

似て非なるもの。それはこの世の中に、溢(あふ)れんばかりに存在している。けれども、それらが決して同じではないことを、皆よく忘れる。似ていても、それはこれとは確かに…

小さな哀と歓とを積み重ね

今日の空気の色は少しだけ青っぽい。それでいて、乾いた風が頬(ほほ)をなでる。今日は雨が降らないのだろう。冬の雨は温度を奪(うば)う。いやもしかしたら、凍(こご)えるよ…

糸をよったような。細く頼りなく見える声が。乾いたひんやりとした空気をまっすぐと。途切れることもなく、弛むこともなく、ただただ真っ直ぐに通るものだから。もしかして貴方だけに届くんじゃないかって。そう錯覚した冬。

一片の落ち葉は、枯れ葉か紅葉か

その人はどこか、冬が似合うような人だった。私の母君(ははぎみ)は二人いる。私を産んだ母君(ははぎみ)と、今の育ててくれている母君(ははぎみ)。よくある母の身分が…