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それでも気になる。自己肯定感を上げるには?

こんにちは!デンマーク在住、ライフコーチの石橋明子です。

昨夜、息子と一緒にシェル・シルヴァスタインの「ぼくを探しに」という本を読んでいて、これって自分探しや人生のお話なのかなと思いました。

一部の欠けた丸が、自分に足りないかけらを探しに行きます。ごろごろ転がりながら、いろんなかけらを試してみます。ついにピッタリのかけらを見つけて「やったー!」となるものの、完全な丸になった自分は、早く転がりすぎて面白くないと気付いて、完璧だったかけらを手放すというお話しです。

恋愛話ともとれるし、自分探しともとれるし、旅の楽しみ方ともとれるし、何回読んでも「なるほど」と思うお話しです。

シルヴァスタイン作品は考えさせられるものが多くて大好き。幾度かの引越しでほとんど手離してしまいましたが、今度アメリカに行ったら大人買いしたいです。

自己肯定感を上げようと努力することって、このお話に似ている気がします。これが足りないから、そこを補えばきっと私は完璧になって自信を得られるはず。そう思って努力して手に入れてみたけれど、何か満たされない。例えば、理想のパートナーとか、学歴とか、親からの承認とか。幸せになるはずだったけど、何だか違う。

なぜ違うのか?それは、自分の外にあるものに自分の中を満たしてもらおうとしているからなのではないかと思います。多分、本当に欲しいのは、完璧なピースではなくて、欠けたままの自分で人生を楽しむことを自分に許すこと。そのままでOKだよってスタンプを押すみたいに。

では、どうやってそれを許すのか。あくまでも私がやってみたこと、クライアントさんとワークしてみて効き目があったことですので、全員に当てはまるか分かりませんが、ご参考になれば。

  1. 理想と現実の差が大きくて、自分に自信が持てない場合
    「ああいう風になりたい!」その感情がモチベーションになって、努力する人もいます。そうではなくて、自分が設定した理想像を叶えられなくて、自分はダメだと自己否定してしまうようならば、ゴール設定を下げるか、またはそのゴールは本当に達成したいものなのか考える必要があると思います。自分の価値観とブレがなく、本当に手に入れたい理想なら、不安な気持ちや自分は十分じゃないという気持ちは気にならないものです。

  2. 過去の経験によって、自分は何かが足りない人間だと認識している場合
    例えば、親が厳しくて誉められたことがないので、自分は誉められるに値しない人間だと思っている人。または、いじめを受けたことがある人や誰かの期待にいつも応えないといけないと思っている人。こういう人の場合は、過去の経験を客観的に振り返って、分析してみることが役立つと思います。自分に非があったわけじゃない、相手の言葉や態度に縛られていただけなんだと気付くことで、自分を受け入れてられて、自己肯定感が上がると思います。

  3. 常に誰かと比べる癖のある人の場合
    これは考え方の癖なので、癖を変えればいいのです。と言われても…ですよね。どう変えるのか?一つは、その癖を持っていることで、得ているものをリストアップしてみること。やってみると「何にもいいこと得てないわー!」と気付いて、誰かと比べることの無意味さに気付くことができたり。または、比べることで無意識に得ようとしていることが、成長の妨げになっている事に気付いたり。例えば私の場合、「私には他の人ほど才能がないから仕方ないと言い訳する」ために比較していました。これって私の人生にプラスになる考え方?と自分に問うて、「いーらない」となりました。もちろん、比べることで安心を得ていて心地いいのなら、そのままでもOKですよ。個人的には、比べるべくは他人ではなく、今の自分となりたい自分かなと思っています。

子どもは自己肯定感なんて気にしてないなってよく思います。ありのままの自分で楽しいって幸せですね。


いかがでしょうか?きっと他にも自己肯定感の低い理由や解決方法があると思います。もし「こんな場合はどうかな」とか、「私はこう考えて解決しました」などあれば、教えていただけたら嬉しいです。

私は、一人でも多くの人が、自分らしく夢を実現しながらハッピーに暮らせる世の中になるといいなという想いでコーチングしています。そして、理想の自分に近づくための近道って、まずはありのままの自分を認めるところから始まるのではないかと考えています。だから自己肯定感で悩む人がいるならば、早くそこを乗り越えていって欲しいなと願わずにいられません。

ありのままの自分を受け入れることは、なりたい自分になる旅のスタート地点。自己肯定感なんて気にしないで、なりたい自分にフォーカスして進んで行きましょう!

お読みいただき、ありがとうございました。あなたが今日もハッピーで充実した1日を過ごせますように。Have a nice day!





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