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コミュニケーションに苦手意識がある人へのヒント③ 本当の自分の性格を知る

何となーく社交的な方がいいと思っていませんか?そのなりたい像は、本来の自分の性格に合っているのでしょうか?


こんにちは!デンマーク在住・ライフコーチの石橋明子です。
今回は、コミュニケーションをする上で、そもそも自分の性格や性分を知っていますか?ということについて書いてみます。

前回の「何のためにコミュニケーションするのか?」にもつながるのですが、私たちはなぜ、コミュニケーションが上手い方がいいと思うのでしょうか。そもそも上手なコミュニケーションって何でしょうか?

自分にとっての「上手さ」や「いいコミュニケーション」が何を意味するのかが明確でないと、どれだけ努力しても進歩が感じられないですよね。何となーく「あの人すごいなー」と思っているだけでは、その人と同じになれないのと同じです。その人の「どこが」「どうだから」すごいと思うのか。そこに自分のなりたい像のヒントが隠されています。

そして、私たちはなぜコミュニケーションが上手い方がいいと思うのでしょうか?人それぞれに理由があると思います。仕事や家庭がうまく行くから。得することが多いから。自分が得たいものを得られるから。世間一般的にコミュニケーション上手な方がいいとされているから。

それって全部本当でしょうか?

何となくコミュニケーション上手な方がいいというのが一般的なイメージだと思うのですが、世の中で上手くいっている人がみんなコミュニケーション上手とは限りません。無口で寡黙だけど成功している人だっています。

私が以前に働いていたスタートアップの社長は、いわゆる社交的なコミュニケーション上手ではありませんでした。パーティーがあっても、社員の前でスピーチをしないほど、シャイな性格です。前に働いていたプロジェクトのリーダーもそうでした。彼らは自分らしさを理解していて、必要なところでは力を入れてプレゼンしたりするけれど、そうでないところは自分らしくシャイなまま心地よく過ごしているように見えました。

そう考えると、一般的なコミュニケーション上手と言われるような、誰からみても社交的な人であることは、必ずしも成功の条件ではないと言えます。その代わり、自分の性格や性分を理解しておくことで、心地よく過ごしてパフォーマンスを高めたり、不得意な部分を補うチーム作りをすることで、円滑にプロジェクトを進めたりすることができるのです。

何が言いたいかというと、自分が心地よければ、別にコミュニケーション上手にならなくたっていいということです。本来内向的な人が無理に外交的になる必要はないし、一人時間が好きな人がパーティーにいつも出席する必要もないのです。「鉛筆が消しゴムになる必要はない」というのは玉置るみコーチの例えですが、本当にそうです。それぞれの人には性分があって、何か別のものになろうとする必要はないのです。

ただ、何か成し遂げたいことがあって、そのためにはコミュニケーション力が必要という場合は、自分がなぜそれを成し遂げたくて、そのためにどういうコミュニケーション力が必要なのかをよく分析して、必要な要素を取り入れていけばいいと思います。本来の自分と違うキャラになるのは大変ですが、不可能ではありません。

うーん、自分の本来の性格がよく分からない…という方、ご心配はいりません。こうやって偉そうに書いている私だって、しょっちゅう知らなかった自分を発見して喜んでいます。人や社会と接する中で、だんだんと自分の性分というのが見えてくるものなのだと思います。

コーチングを受けることは、そういう知らなかった本来の自分を素早く発掘するのに役立ちますが、必須ではありません。コミュニケーションという切り口から、自分のある一面を掘り下げていく。そして本来の自分にとってよいコミュニケーションとは何なのか、考えてみる。そうすることで、自分なりのベストなコミュニケーションが見えてくるのではないでしょうか。

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お読みいただき、ありがとうございました。あなたが幸せで自分らしく、充実した毎日を過ごせますように。Have a nice day!

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