Photo Story|房咲-ふさざき-/Fusazaki
「房咲-ふさざき-」
一本の茎からたくさんの花をつけた房咲き水仙。
これでもかと言わんばかりに
ふさふさと白いお花を咲かせていた。
キラキラかわいい無邪氣なお花たち。
そんな賑やかな花たちとは裏腹に
茎はまるで猫背のように曲がっている。
どこかわちゃわちゃしている子どもと
それを見守るお父さんのような感じ。
茎は曲がれど力強い支えがある中、
今日も花たちはキラキラした顔で咲いている。
最後の花が咲き終わるまできっと
優しく力強く支えているその在り方に心打たれながら…。
Photo Story
近所の散歩シリーズ最終回。
散歩コースもいよいよ終わりに近づいていく。
たったの2時間弱くらいだったのにも関わらず、振り返ればたくさんの美しいものに出会った氣がする。
そしてその美しいものを自分なりに"キリトル"ことができて、満足というか満たされていてとてもそれは倖せな氣持ち。
そんな中で、最後にぴんと来たのがやっぱりこの時期の定番である水仙の花だった。
水仙の花は去年もたくさん撮っていたので、なんとなく技術的な面というか構図的な意味で、写真を撮るのはお腹がいっぱいだった。
でも、なんだろう。
一本の茎からたくさんの花をつけていて、そしてその花の重さに耐えきれずに茎が曲がっているその様子に、なぜか惹かれてしまう。
花たちは上を向いていなくてみんな地面の方に傾いているのに、まるで「見てみてうちの子達を」とでも言わんばかりに。
そして見に行ってみると、太陽に照らされてキラキラしていて。
あ、これは呼ばれたなと思った瞬間だった。
たまーに向こうから声をかけられているような"氣"がすることがある。
多分それって、自分が楽しくて満たされているから、そこに共振して反応してくれているんじゃないかなって。
そしたら、その後にこんな出会いも。
まだ桜のシーズンは遠く、静岡もここ数日寒い日が多い。
早咲きの河津桜とはいえ、まだまだ蕾が小さいのにも関わらず、それでも本当にたった一輪だけ、時期を間違えて咲いているのを偶然発見した。
普通に歩いていたら気がつかない場所で、なんとなく目を向けたところにその花が咲いていたので、これもきっと呼ばれたなという感覚。
そうして今回の散歩撮影会は幕を閉じた。
・・・
好きなことに集中している時って、「心がここに在る」状態になっていると思う。
そうすると感覚が研ぎ澄まされるというか、インスピレーション的なものをきっと傍受しやすい状態なんだろうなぁと。
そんなことをふと思った散歩回でした。
次回は海編に突入。
ご覧いただきありがとうございました!
どうぞ倖せが繋がりますように。
2024年1月24日
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