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なぜ芸術に触れる必要があるのか、考えてみた。

こんにちは。心理カウンセラー目指して頑張っている矢島です。
note 書きます!

あけましておめでとうございます。
年末年始、皆さんはどのように過ごされましたか?

今回は、今年の年末年始で印象的だった事を書いていこうと思います。

今年の年末年始は、日本文化を大事にして、
日本らしい精神性とかに触れてみよう、と思い、
自分の出来る範囲で、お正月飾り作って飾ってみたり
縁起の良いとされる具材を使って、料理してみたり、
初詣も、神様を調べて、お祈りをしてみたり、
色々と試してみて、とても楽しかったです。

が、一番印象に残っているのは、横浜美術館で開催されている
「ルノワールとパリに恋した12人の画家たち」に行った事、でした。

ルノワールがピックアップされているので
ルノワールや印象派メインの構成なのかな〜と思いきや、
画商のポール・ギヨームのコレクションからの作品群だったので
いろんな芸術背景のある作品が観れて、とても楽しかったです

特に強烈に印象が残っているのは、
アンリ・ルソーの「人形を持つ子供」

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Via MUSEY

おもしろい…なんでこの絵を描こうと思ったんだろう…。
足太いのに、手めちゃ小さい…。
顔の年齢は確実に40代以上だし(しかも男性?)、人形の顔上半分白い…。

でもなんだか妙に雰囲気があって…
たぶんこの絵を部屋に飾ると、すごいオーラ出しそうな力強さもある…。

一番 "直感的" に印象に残ったのは
ルノワールの「桃」

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Via オランジュリー美術館公式サイト

もう画像では全然伝わらないので、残念なのですが
薄暗いけど、色彩豊かな背景に、桃の紅色がとても映えていて
この絵が目に入った瞬間ゾワッと鳥肌が立った。

素直に「綺麗だなぁ…」と思えた作品。

さて、なんで芸術・アートを観るんだろう?
って、最近よく考えます。

そんな中で今の僕なりに思う事は二つあります。

一つ目の思っている事。

芸術・アートって、一つの側面として
「新しい価値観を生む事」で、評価されるという面があると思います。

モネを代表とする、印象派の芸術運動が起こった時で言えば
カメラが発明され、写実的に描いた絵より、写真でいいじゃん。
っていう価値観が広がりはじめました。

そんな時に新しい絵の可能性を見出そうとして、
発想されたのが「印象派」だそうです。

当時は「こんなの未完成品だ!」という酷評も多かったのだそう。

ルノワールも印象派を代表する画家の一人ですね。

もう一つ、例を出します。アンディ・ウォーホル。
この時代の場合は、大量生産ができるようになった時代。

この頃の大量生産は、貧乏な人に、そこそこいいものを安く手に入れられるようにするためだった。
この頃は、パリコレもまだ、オートクチュール(オーダーメイド)しかなかったのだそう。

ですが、スーパーに並んでいて誰もが知っているキャンベルスープと、当時の大スター、マリリン・モンローを
同じ手法で、大量に作った版画を、ギャラリーに展示した。

これによって新しい「カッコいい!」の価値観を世に浸透させたのだそうです。
って、チームラボの猪子寿之さんが言ってた!

「一つ目の思っている事」として、何が言いたいかと言うと
芸術史の背景を学ぶと「新しい価値観を生む」という事について、
色々と考える事ができる、という事です。

色んな価値観の移り変わりを知って、
色んな移り変わりのパターンを知っていくことで、
日々の目の前の物事への視点や、アイデアや発想力が進化していくのではないか?と思います。

二つ目の思っている事。

先程のアンリ・ルソーの「人形を持つ子供」
やっぱり奇妙だと、僕は思います。

そんな彼は「素朴派」という一傾向として
捉えられる事が多いそうです。

素朴派とは、Wikipedia から引用すると、

一般には、画家を職業としない者が、正式な美術教育を受けぬまま、絵画を制作しているケースを意味する。そのため別の生業がある者が多い。アウトサイダー・アートも参照。

素朴派の画家は、美術界の潮流や技術的なことにはあまり関心がなく、かえって独創的な作風に至ることが多い。どのような手法で描くかよりも、何を描くか、すなわちモチーフにこだわる傾向にある。

Via Wikipedia

なるほど!だからあんな手が細くて、足が太いんだ!
って、僕はシンプルに思いました。

何が言いたいかっていうと
僕の場合は、ですが、絵画の技術を勉強してない人で
画家として評価されてる人いるんだ!っていう、気付きになりました。

もし、アンリ・ルソーと同じ時代に僕が生きていたら
彼の絵の面白さやオーラを、今みたいに感じる事ができたかなぁ?と疑問です。
横浜美術館という場所で、ルノワールの展示の一部として観れたから
面白い、と感じれたのかもしれません。

自分の視野が狭かったり
視点が少なかったりすると、目の前の面白い出来事を
見逃してしまう事になるのかもしれません。

そういう意味で考えてみると
「芸術に触れる」ということは、どのように目の前の物事に価値を見出すか?の訓練にもなるのかもしれない、と思います。
自分が普段「つまらないなぁ」と思う、目の前の物事にいかに価値を付けて楽しむか?という訓練にもなるのかもしれない。

そんな以上の2つの点が
感性を磨く、っていう事に繋がるのかなぁ、と思ったりしています。

以上です!
めちゃ個人的な見解ですし、
僕の頭の中も、まだまだグルグル考え中ですので、
面白半分に受け取っていただけると、嬉しいです。🤗

(1月13日までやっているみたいなので、気になった方はぜひ…!)

それでは、また次回!👋

今日の一曲🎶

記事内容とは関係ない、ただただ僕が最近聴いてる曲を紹介するコーナー(新設コーナー🎉)


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