星野明宏

星野明宏

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「第34回 12,000人プロジェクト」

ラグビー・リーグワン、東芝ブレイブルーパス東京のリーグ戦も残り1試合になりました。 4月21日(金) 東芝ブレイブルーパス東京 VS 埼玉ワイルドナイツ *19:00キックオフ 秩父宮ラグビー場(地下鉄 外苑前駅 徒歩3分) 東芝ブレイブルーパス東京として、シーズン直前の記者会見で「集客12,000人プロジェクト!」を声高に宣言しました。 当時はどうすれば達成できるかの具体策はほとんどなく、とにかくチャレンジチャレンジでやっていくという意気込みだけでした。 このプロ

    • 「第33回 教職課程の内容進化について」

      長らく教育現場に携わってきたなかで、「teacher」「teach」の重要性は感じつつもそれだけではなかなか厳しい状況になってきたなと感じています。 著名な教育研究家の方なども発言していますが、「teacher,teach」だけでなく、教師、指導者に求められる要素、スキルとして、「coach」「facilitator」「mentor」が挙げられています。 ラグビーチームを見ていると、指導しているカテゴリーは関係なく、優秀と言われる指導者はそれらのいずれの力も濃淡はあれど、

      • 「第32回 教員って世間知らず?③」

        「教員って世間知らず?」3回目になります。 「教師はいきなり先生と呼ばれるから、社会常識とズレてるor世間知らずだ」 と私が教員時代によく耳にした言葉について「社会人マナー(前々回)」「未来への想像力(前回)」の観点から書いてみました。 今回は「教員以外で社会人としてヘッドハンティングされる先生って?」という観点で書きたいと思います。 私は20代を民間企業で過ごしました。 教員になりたての時期、過去に民間企業時代の仕事で出会った方々や所属先の先輩や同僚の顔を思い浮か

        • 「第31回 教員って世間知らず?②」

          前回(「第30回 教員って世間知らず?))、 「教師はいきなり先生と呼ばれるから、社会常識とズレてるor世間知らずだ」 と私が教員時代によく耳にした言葉について「社会人マナー」の観点から書いてみました。 今回は、「未来への想像力」について続編のパート②でいきたいと思います。(パート③まで考えています。) 前回は教員の方々側に立った視点でしたが、今回は教員が「もっとやったらよくなるのに」「そもそも、それを想像したり、勉強しないで大丈夫?」という少々厳しい意見を述べたいと

        「第34回 12,000人プロジェクト」

          「第30回 教員って世間知らず?」

          「教師はいきなり先生と呼ばれるから、社会常識とズレてるor世間知らずだ」 現場時代によく耳にした言葉です。 内部にいて、本当にそうなのかな?と見ていました。 すると、言われているすべてのことではありませんが、その一部分である社会人マナーの面において気づくことがありました。 それは、「いきなり先生と呼ばれるから出来ない」のではなく、いわゆる社会人マナーというものを「習っていない」だけではないかと。 民間企業だと、多かれ少なかれ、電話やメールの業界内マナーや名刺交換、タ

          「第30回 教員って世間知らず?」

          「第29回 長いミーティング1回も良いけど、短いミーティングを複数回も効果あり。」

          すっかり、リモートミーティングが一般化しました。 リアルもリモートもそれぞれのメリット、デメリットがあります。 最近、私が効果あるなと感じるミーティングに「短い時間でのミーティングを複数回」があります。 リアルでもリモートでも形態は関係なく、リモートならTeamsでもZOOMでもLINEのグループ通話でもどれでも良く、「1回最大10分、長くても15分限定のミーティング」を最近では、よくリードしています。 リモートミーティングが一般化して、他業種の多忙なメンバーとのミー

          「第29回 長いミーティング1回も良いけど、短いミーティングを複数回も効果あり。」

          「第28回 スケジュール計画そのものを立てる時間を作ること」

          年度末でバタバタしている日々の中で以前に会社経営者の知人がスケジュール計画について言っていたことを、ふと思い出しました。 「1週間の計画を立てるための時間を月曜日の午前に1時間ほど取っている。部屋に篭ってじっくり1時間戦略を立てているんだ。戦略があった上でのスケジュール調整でないと振り回されたり追われるばかりの1週間になってしまう。その1時間だけは緊急案件以外は何もスケジュールを入れないよう、秘書に徹底してもらっている。」 当時はなるほどと思い、私としては一工夫加えて(言

          「第28回 スケジュール計画そのものを立てる時間を作ること」

          「第27回 巻誠一郎さん、大山加奈さん、廣瀬俊朗さんとのコラボイベント」

          先日、オンライントークイベントで元日本代表の方々(サッカーの巻さん、バレーボールの大山さん、ラグビーの廣瀬さん)とご一緒させていただく機会がありました。 テーマはコンディショニングについてということで、各競技の違いや海外での事例なども聞くことができて、大変興味深いセッションになりました。 御三方ともに超一流のアスリートであり、経験も豊富なこともあり、すべての言葉において重みが凄かったです。 (このメンバーで60分は短すぎました💦) その中でも私が特に印象に残っているの

          「第27回 巻誠一郎さん、大山加奈さん、廣瀬俊朗さんとのコラボイベント」

          「第26回 スポーツビジネス4大収益源」

          東芝ブレイブルーパス東京のプロデューサーに就任して、最初に行ったことは4大収益源の実態把握とそれぞれにおけるビジョン策定についてでした。 巷でよく言われるスポーツビジネス4大収益源は「チケット収入」「スポンサー収入」「グッズや飲料等の収入」「放映権収入」と言われています。 ラグビー界がトップリーグからリーグワンに進化していく過程で最も大きな変革は各チームに興行権が与えられたことです。 これによって、「チケット収入」が収入源として成立することになりました。 また、ジャー

          「第26回 スポーツビジネス4大収益源」

          「第25回 桐蔭学園・藤原監督と野澤武史さんとのコラボイベント」

          先日、一般社団法人TOIN RUGBY CLUBの主催オンライントークイベントで桐蔭学園ラグビー部の藤原監督とラグビー解説でお馴染みの野澤武史さんとご一緒させていただく機会がありました。 長年のライバル関係にある慶應高校と桐蔭学園の関係者がコラボでき、とても嬉しかったです。 また、視聴される方々はこの2人のお話が絶対に聞きたいだろうと思いましたので私は極力言葉を挟まないようにと決意して参加しました。 結果、私が発言した内容は主に2点になりました。 ① 桐蔭学園ラグビー

          「第25回 桐蔭学園・藤原監督と野澤武史さんとのコラボイベント」

          「第24回 【未来のブカツを考える】イベントに登壇します」

          「未来のブカツを考える」イベントにお声がけをいただきました。 (3/3 16:00〜18:00) ここ数年はさまざまなイベント参加もオンラインが中心でした。 しかし、今回のイベント登壇者はリアルで集まっての実施ということでとても楽しみにしています。 ご一緒させていただく、間野義之先生はスポーツ政策や地域スポーツ研究等々の第一人者の方です。 また、代田昭久先生は民間企業から杉並区立和田中学校の校長先生に転身された経歴をお持ちの方で、教育行政にも精通されている方です。 私

          「第24回 【未来のブカツを考える】イベントに登壇します」

          「第23回 東芝ブレイブルーパス東京【試合会場における選手紹介VTR】」

          東芝ブレイブルーパス東京のホストゲームでは試合前のメンバー発表の際に【選手紹介VTR】が上映されます。 第21回でも書きましたが、ラグビーは「親戚や友人が出場している試合を観戦すると物凄く熱くなる!」スポーツです。 この選手紹介VTRの内容は、「選手の赤ちゃんの頃の写真」や「小学生でラグビーを始めた頃の写真」、「学生時代のプレー動画」など、23人のベンチ入りメンバー全員の足跡がわかるような映像が各選手ごとに編集されています。 この動画を見たあとは不思議と各選手のことを「

          「第23回 東芝ブレイブルーパス東京【試合会場における選手紹介VTR】」

          「第22回 日常の仕事(方針、交渉、調整、連絡)」

          今回は(も)、私の思いつきというかアカデミックでもロジカルでも何でもないつぶやきレベルの文章です。適当に読み流してください。 さまざまな組織に関わってきた中で、さまざまな役職や担当、係があることを経験しました。 体制が確立されていて、1人1人の業務範囲が明確な組織や1人1人の責任や裁量が大きい組織、さまざまな外部組織と連携して成立している組織、プロジェクト型で定型が無い組織etc、、、 組織の数や色は多様だとしても詰まるところ、社内外問わずに人と人が関わる仕事においては

          「第22回 日常の仕事(方針、交渉、調整、連絡)」

          「第21回 東芝ブレイブルーパス東京【物語り】」

          東芝ブレイブルーパス東京のホームページ,SNSに【物語り】という連載企画があります。 (例1 山川選手) https://www.bravelupus.com/exclusive/story_36/ (例2 伊藤選手) https://www.bravelupus.com/exclusive/story_43/ ラグビーは「親戚や友人が出場している試合を観戦すると物凄く熱くなる!」スポーツだと個人的に強く思っています。(他のスポーツも、もちろんそうだと思いますが!)

          「第21回 東芝ブレイブルーパス東京【物語り】」

          「第20回 会議、ミーティングのマネジメント」

          複数の業種や組織を経験してきましたが、どの関連先でも最初にテコ入れをしたくなるのが「会議」「ミーティング」です。 「会議」「ミーティング」の目的には 【課題に対しての情報共有】 【課題解決のためのアイディアを出し合い、より創造的なものを複数人で作っていく】 【課題解決に向けて何かを決断する】 等々があると思います。 私は「会議」「ミーティング」の冒頭に 「何が課題か(そもそもの目的)、そしてなんのためにこのミーティングを実施するのか(ゴール設定)」 を明確にし

          「第20回 会議、ミーティングのマネジメント」

          「第19回 スポーツビジネス、、、ビジネスのスポーツ部門としての視点」

          プロスポーツビジネスに関わるようになって数ヶ月、さまざまな経験をすることができています。 最近、私がよく言っていることの1つに「【スポーツビジネス】という括りも結構だが、【ビジネスのスポーツ部門】として考えると色々なことの見え方、発想、解決策が変わってくるのでは」ということがあります。 活動内容、作業内容を「スポーツビジネス」ではなく「ビジネスのスポーツ部門」として再考すると実は多くのことで前進できたり、効率化できたり、数字という結果が達成できたりと。 事細かな事例はこ

          「第19回 スポーツビジネス、、、ビジネスのスポーツ部門としての視点」