「第20回 会議、ミーティングのマネジメント」


複数の業種や組織を経験してきましたが、どの関連先でも最初にテコ入れをしたくなるのが「会議」「ミーティング」です。


「会議」「ミーティング」の目的には

【課題に対しての情報共有】

【課題解決のためのアイディアを出し合い、より創造的なものを複数人で作っていく】

【課題解決に向けて何かを決断する】

等々があると思います。



私は「会議」「ミーティング」の冒頭に

「何が課題か(そもそもの目的)、そしてなんのためにこのミーティングを実施するのか(ゴール設定)」

を明確にしてスタートすることが大切だと思います。


そして、これにプラスして「会議室を出た後にそれぞれが持つイメージの共有」を最初にすることも大切だと思っています。


具体的には会議室をでた後に「課題解決に向けて何かを決断する会議」であれば、「よし、方針は決定したから自分は具体的にどう動き、どう貢献しようか」


「課題解決のためのアイディアを出し合う」では、「ああいう発想や考えもあるんだな。次までに自分の考えていた解決策に掛け算して考えてみよう。」等々。


一方で「課題に対しての情報共有」は出来る限りメールやツール等を使用して簡略
化すべきだとも思います。


こう言ってしまうと、簡単ですが現実にはそういうわけにはいかないことが多々あります。(情報共有はメールの送りっぱなし等々。マネジメントサイドの立場にいると一日何百と来るメールを捌くこと自体にスキルが求められる時代です、、、)


情報共有に関してはその組織の文化や雰囲気、業務内容や日々のフローによって、うまくいくこと、いかないことが千差万別です。


会社によってはあえて会議の冒頭にそれぞれが黙々と資料を読み込む時間を設定するところもある等々、正解はないと思います。


あれやこれや試してみることを続けることが大切です。


「あれやこれや試してみる」 この意識を共有することが実は最も難しいかもしれません。


定時、定例の会議は安心感があるかもしれませんが「さて、今日は何を話そうか」「えーっと、あれどうなってたっけ?」こんなトークで始まる会議はこの時点で効果がしれてしまいます。


また、会議室を出たあとに「で、何をどうするんだっけ?」「とりあえず、また来週だな」

これでは勿体無いです。



「そもそもの目的」、「ゴール設定」、「その後の動きのイメージ」


これはスポーツにおける練習、学校の授業にも相通じるものですね。


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