「第31回 教員って世間知らず?②」


前回(「第30回 教員って世間知らず?))、

「教師はいきなり先生と呼ばれるから、社会常識とズレてるor世間知らずだ」

と私が教員時代によく耳にした言葉について「社会人マナー」の観点から書いてみました。



今回は、「未来への想像力」について続編のパート②でいきたいと思います。(パート③まで考えています。)



前回は教員の方々側に立った視点でしたが、今回は教員が「もっとやったらよくなるのに」「そもそも、それを想像したり、勉強しないで大丈夫?」という少々厳しい意見を述べたいと思います。(あくまで私個人の意見です。)



私が教員時代にさまざまな学校やカテゴリーに勤務する先生を見て、正直に感じたこととして、「もう少し社会情勢や未来のことを勉強、研究した方が良いのにな」と思いました。



① 今、目の前にいる生徒たちが社会に、世界に出て10年後、20年後、30年後ってどうなっているんだろう?

② 予測不能な点が多いけど、情報を集めて様々な可能性を探ったり、そもそも想像すること、仮説を立てることはできるな、、、

③ ということは、そういった環境・状況で生きていくにはどんな経験やさまざまなスキル、もっといえば人間性やマインドを持っていればよいのかな? 

④ 未来のことだから、なんともいえないけど、きっとこういったことは必要だろうな

⑤ では、学校生活(学校生活外も含めて)で取り入れたり、新たにチャレンジしたり、今あるやり方を進化させてみよう

⑥ あれ! 海外でこんな出来事があった! え! 国内も法律が変わった! こんなテクノロジーが一般市民にも降りてきた!  これは凄いな。 仮説立てていた10年後以降が明らかに変わっていくな、、、

① に戻る。



こんなことを繰り返し実践している場合と、ただひたすらに過去の事例や仕組みを教えているだけの日々の場合では、この点において大きな大きな差が出てくると思います。



数年前に流行語のように流行った「アクティブラーニング」等々のワードもこう言った観点から「必要だ!」となっていったのだと思います。



あ、これって、ビジネスの世界では当たり前のことですね。

だからこの観点が足りないと「世間知らず、社会常識がない」と言われてしまうのかもしれません、、、




「でも、情報が無い!」「忙しくてそんな時間ない!」 

生徒も、先生によく使う言い訳ですね。



情報が無いのも、時間がないのも本当に事実でしょうし、本当に大変な状況だと思います。



大切なことはそこからどうするかですが、1人だけでは乗り越えられない壁もあります。


まだまだ、課題山積ですがやれることはたくさんあると思います。


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