「第33回 教職課程の内容進化について」
長らく教育現場に携わってきたなかで、「teacher」「teach」の重要性は感じつつもそれだけではなかなか厳しい状況になってきたなと感じています。
著名な教育研究家の方なども発言していますが、「teacher,teach」だけでなく、教師、指導者に求められる要素、スキルとして、「coach」「facilitator」「mentor」が挙げられています。
ラグビーチームを見ていると、指導しているカテゴリーは関係なく、優秀と言われる指導者はそれらのいずれの力も濃淡はあれど、高いレベルで備えていると感じます。
「自分はグラウンドで笛を吹いてドリルを教えるのは自信があります!」と思っていても、さまざまな環境や前述の要素が不足していて、そもそも部員を増やすことも、強化(勝ち負けという意味だけでなく、上達している実感を持ってもらえているかどうか等々)することも、さまざまな点で苦戦している指導者の方々をたくさん見てきました。
話は戻りますが、私は大学の教育学部(教職課程)の改革をすべきと考えています。
(実際にある自治体エリアの大学について首長、教育行政等に本気で提案をしたこともあります。)
教育学部(教職課程)において教育行政の仕組みや教授法を学ぶのは当然として、「coach」「facilitator」「mentor」等々において効果的なプログラムを学生に受講してもらう。
これらのスキルや知識は教員にならなくても、どの分野でもきっと活かせられる力になります。
「○○大学の教育学部(教職課程)では特別なプログラムがあるらしいぞ!」
これは、きっと大学のブランディング向上にも役立つと思っています。
各大学関係者の方には「ウチはすでにやっているよ!」とお叱りを受けそうですが、、、。
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