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スタートアップ

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「スタートアップ」に関して、無料で読める&学びのあった記事をまとめています。
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記事一覧

9か月本気で生成AIの事業作りに向き合って見えてきたこと

株式会社Algomatic(アルゴマティック)で法人向けChatGPT「シゴラクAI」のカンパニーCEOをやっている池田です。 この記事では、「なぜAlgomaticでの事業作りが面白いのか」「シゴラクAIが今向き合っていること」について書いていきます。 なぜAlgomaticでの事業作りは面白いのか以前のnoteで、Algomaticが複数事業をやるメリットとして、「黎明期に多くの魅力的な領域に事業を展開できる合理性」を挙げました。 実際に、9か月事業を進めてきて、「別

20億円を原資に、Algomaticを創業しました

はじめまして、株式会社Algomaticの大野(@ono_shunsuke)です。 2023年4月に、DMMからの20億円の投資を原資に「生成AI時代を代表する企業になる」ことを目指し、Algomaticという会社を作りました。Algomaticは、スタートアップスタジオ的な組織構造を取り、複数領域で同時に事業を立ち上げていく会社です。 私はこれまで、AIとソフトウェアを組み合わせた事業を作り続けてきました。一社目に創業したAlgoageは、機械学習・深層学習のアルゴリズ

生成AIに全力投球したくて、新卒から12年いたリクルートを退職しました

みなさま、はじめまして。池谷(イケヤツと読みます)と申します。 新卒で入社し、12年間勤めたリクルートを退職し、2024/1/1より生成AIスタートアップの株式会社Algomaticに、シゴラクAI事業部のCPO(Chief Product Officer)としてジョインしました。 今回の記事では、なぜ、12年間も働いたリクルートを辞めて、2023年4月にできたばかりの生成AIスタートアップであるAlgomaticに入社したのかを書きたいと思います。Algomaticや生

再現性を持って事業の"ゼロイチ"を作るフレームワーク

4つの事業を立ち上げてきて気付いたことラクスル、ハコベル、ノバセル、ジョーシスと4つの事業の立ち上げを自身で行い、また仲間が立ち上げる姿を日々真横で見ていて、ゼロイチと言われる事業の立ち上げにも複数のフェーズがある事に気づきました。それぞれのフェーズで正しい目標設定を行うと事業はとても早く、健全に立ち上がりますし、目標設定を間違えると事業立ち上げは膨大な時間がかかります。 ここでは私の体験をフレームワークに落とし込みみなさんと共有をできればと思います。私は下記のように事業の

Moat(モート): スタートアップの競争戦略概論

moat /moʊt/ [名] (都市・城壁の周囲に掘られた)堀 Moat(モート)とはウォーレンバフェットと盟友のチャーリーマンガーが様々なインタビューで繰り返し繰り返し述べている事業において最も大切な概念です。 僕が投資家として、最も時間と思考を費やしている対象もMoat(モート)です。 バフェット/マンガーにはMoatについてのいくつもの引用がありますが下記の質疑応答の一部がわかりやすいです。 The most important thing, what we'r

【超長文】スタートアップ経営で現れる壁と事例とその対策について

== 公開してから時間が経ったこと、令和トラベルの経営が始まり少しアプデをしてみたので有料だった記事は無料にしちゃいます!面白かったらシェアいただけると喜びます。 == こんにちは、Reluxの篠塚です。(※なお、これは記事当時の2020年2月のことです。今は、令和トラベルという海外旅行エージェンシーを経営しています。以下の記事も是非ご覧ください!) 35歳の最終日、超大作の1.5万字超のNoteができあがりました。書いてみたは良いですが、長すぎてニーズあるのかが実は不安

「いきなり売上5000万円」のスタートアップをバンバン立ち上げる僕らのやり方

僕らの会社は「スタートアップを量産する会社」だ。 かつてヘンリーフォードは「T型フォード」によって自動車を大量生産できるようにしたが、僕らはそれを「スタートアップ」でやりたい。 僕らはこの1年ちょっとで10以上の事業を生みだし、いくつかを法人化した。今年に入って立ち上げた建材の会社は初月からいきなり6000万円ほどの売上が見えていた。 スタートアップを次々に生み出す「スタートアップスタジオ」というモデルは、今のような先の見えない時代に強い。 事業をバンバン立ち上げて、

メルカリ 小泉さんからのエグい学び

ありがたいことに年末にメルカリの小泉さんとランチをご一緒させてもらいました。 CTO(@yutadayo)が作成した過去の失敗スライドに、リプライをいただいのがきっかけだったのですが、長らく競合事業(現ラクマ)をやっていたこともあり、きちんとお話ししたことがなく、とても学びが深かったので、ご本人に許可をいただいて、メモした内容と学びをシェアさせていただきます。 なんでメルカリに?噂ではフリルにも入社してもらえる可能性もあったとか?2007年よりミクシィに入社し、2012年