いつか嬉しい悲鳴をあげてみたい~出版社から出版すること~

いつか出版社さんから自分の詩集を出版してもらえる日がくるまで生きて努力(それは諦めずつづけること)をする。
そうなればもちろん、一人だけの私家版と違い、利益を出さないといけない。値段設定も部数も下世話かもしれないが『お金』が絡んでくる。でもそれはとても大切で基本的なお話。だから下世話なんて思わないようにしなきゃいけない(と、自分に言い聞かせる)

今、2年半前に自費で書籍化した詩集『家路』の在庫がありがたいことに一桁となり、嬉しさもあるが寂しさもある。重版は出来ないからだ。

そして550円(税込み)という価格もお手にとってもらえることを最優先に、ワンコイン(税抜き)で購入出来る設定にさせてもらいました。
私家本は利益のために、儲けるために、お金を稼ぐためにしている人はほとんどいないでしょう。
そこらへん調べたわけじゃないので100%断言出来ないけれど、もし、黒字にするなら一冊の販売価格はとんでもなく高くなります。(自分の場合)

私のお世話になった印刷所は良心的でした。
それでも1円でもプラスにしたいなら一冊の価格は今の販売価格の○倍です。

そりゃそうです。
文庫本の、無名の、私家版の、詩集に
今の○倍するお金を自分だったら払いたくありません。

売れても利益にはならないけど最後の、ラストスパートの宣伝を最近わりと頻繁にTwitterでしてます。
売り込みや販売宣伝はどうも苦手です。
たとえワンコインだろうと、苦手です。
そんな気が引けるものを作って売ってるわけじゃないですよ、もちろん。
それでも、なんだか、やっぱり苦手なんです。

それでも一冊一冊、少しずつ売れて、全国の購入してくださった方の手に触れてもらえて、とうとう残るは一桁冊。
SOLD OUTにしてあげるのが作ったものの最後の役目でもあるんじゃないかと最近わかった気がします。

金儲けがしたくて宣伝してるんじゃないということを文字にして記しておきたくnoteに残しました。

利益の話は出版社から認められて書籍化する時。
商売というフィールドに立った時。
今はそのステージに立ってはいません。

この経験が役に立って
いつかその他大勢の方を巻き込んで一人だけの問題じゃなくなる出版という目標にたどり着ける日がくるといいな…
そう思うのです。

https://shichigatsud.buyshop.jp/items/33629389



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