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山羊アキミチ
2024年4月29日 16:06
翳りゆく部屋 ひとりなんて慣れてしまった もう今では窓の隙間から 吹いてくる頬を冷やす 涙の轍星よ 自由になりたいこの身 こころ すべてを星よ ひとつになりたい今は どんなに 離れていてもタオルにくるまった 夜の闇にとけて消えれば 楽なのかしら伏せてから季節は 移り変わり写真のあなた 口を塞いだ月よ 声をきかせて耳に 胸に 届けて月よ 影を伸ばして生まれ かわれ
2024年4月28日 17:10
ぶっ叩くぶっ潰すぶっ放すぶっコロすぶっ刺すぶっかけるぶっとばすぶっちぎるぶっそれだけなら間抜けなのに頭にくると物騒なぶっ
2024年4月13日 17:32
ふわふわ浮つくかすみのあかりふわふわ揺らつくぬるい世界首に吹く風ふと冷たい見開く目にうつる淡い色と声たち足並みそろわない春のせいふわふわ浮き立つめくった袖にふわふわ漂う甘い世界無駄に青い空雲ひとつない逆さの心にうつる固い蕾重たい足並みそろわない春のせいふわふわどこまでつづくのだろうふわふわどこから現実だろう軽やかであれば幸せであれば浮き彫りに
2024年4月2日 16:55
金色の鱗をちりばめて空っぽの青春がうねり去る痛む棘 生垣にぽつりすっかり珍しがられる 今ではそっと咲きますからたちの白蒸気機関車 煙巻き上げつかの間の朝が眠りから覚める心に寄り添い 尾を揺らすどこにでもいるような身なりでも健気に鳴きます頬白の白空は今日も無数の翼を降らせ地上は絶えず風が吹く積もることなく時を見送るもう人間はいないのかもしれない浮かず 沈ま