就職と採用の違い 〜根本にある問題〜

先のエントリーでさりげなく(でもないか?)書いた、

就職と採用の違い

これについて書いてみたいと思います。

就職

いわゆる新卒採用や中途採用にあるような、

求職者(学生・転職を検討している社会人など)が

職業に就く、もしくは会社へ入社するといった際に使われる言葉ですね。

ここで想像される「就職」を英語で書くと、Job Hunting(就職活動)となりますね。

採用

これは求職者に対して、企業や官公庁、各種団体が、

その組織の構成員として選び雇うことを指しますね。

要は立場によって呼び方が違うわけです。

「採用」を英語で書くと、Hiring、Adoption、Recruitment、Employmentとなりますね。どちらかというと、「雇う」という意味合いが強いかと。


今でもたまに就職活動中の学生さんと話をすることがありますが、

この就職活動をする際に、「自分を着飾っているなあ」と思うことが多々あります。

私が就職活動をしていた2003〜2004年頃と違い、

SNSの活用に代表されるように、情報収集の方法が多岐にわたっていますが、

基本的な立場・構造に大きな変化はないと思っています。


要するに、

採用する側

たくさんの応募者の中から自分たちの組織に

「合いそう(だと思われる)人物」を選抜していくプロセス。

就職する側

たくさんの応募先から、自分に合いそう(だと思われる)

企業や官公庁、各種団体から内定をもらうべく、自分自身を売り込んでいくプロセス

この2つがマッチした時、晴れて「内定(内々定)」という結果になるわけです。


ここで忘れてはいけないのが、「選抜される」ということ。

チームのメンバー間で話し合いをしていて、良い意見が採用される

これを想像するとイメージしやすいかと思われます。

誰しもが選ばれたいと思うでしょうから、選抜に残っていく事が必要であり、

そこには相手があって、自分を良いと思ってもらえるようなアプローチが必要となるわけです。

お互いが選び選ばれるという視点

この視点が決定的に欠落していることが、今の就職ー採用の根本の原因にあって、

これを解決しないと始まらないのですが、永遠に解決できない課題でもあると思っています。

この視点の欠落の象徴的な例として、

・世にはびこっている就活マニュアル本(具体名は自粛…たくさんあります)

・金太郎飴的な自己PR(クラブのキャプテンしてまして…的な)

があると思っています。


このnoteでは、こんなことも実例を織り交ぜながら書いていきたいと思います。

挨拶代わりのエントリーということで今日はこの辺で。

この記事をお読みいただき、良いと思っていただいた方は、 ぜひリアクションいただけますと幸いです。 そのワンクリックが更新の励みになります。