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『市場価値』だなんて言葉に騙されるな!

転職サイトなんかを見てると
『市場価値』って言葉がよく出てくる。

この表現のしかたがオレは嫌いだ!

まるで、魚か野菜かわからんけど
物のように人に価値をつけることに
一体何の意味があるのか?

今の自分の市場価値だと
年収はいくらくらいか?、とか
本当にくだらねぇって。

こうした『市場価値』みたいな言葉が
若者などの生きづらさを助長してる。

オレはそう思うよ。

スキル、結果、資格など
そんなもんあったって、次にそれが活かせるか
なんてわからないんですよ。

同じ業界へ移るのなら
確かにそれらは活かされるだろう。
ただし、経験ってのが一番大きい。

過去の実績とか、意味をなさない。

かえって、使いづらい人になってしまう
可能性があるからだ。

敢えて、価値という言葉を使うなら
一番『価値』があるのは
うまくそこに溶け込めることのできる
コミュニケーション力ですよ。

そういうキャラで自分の居場所を
ちゃんと自分で作れる人。

あとは、ちゃんと挨拶できる人。

休まず勤務できる人。

やっぱりね、こうした人が
『価値』ある人だとオレは思うよ。

仕事バリバリできても
周りを不快にするような人物じゃ
ハッキリ言って使えないもんな。

オレが採用を担当してた時の話だが
重要視してたのは、そこに合っているかどうか。

周りと上手くやっていけて
チームの一員になれるのかってのを
面接の時には見ていたね。

過去どんな仕事してたとか
どんな資格持ってるとか
どんな学歴なのかとか
そんなもんは、殆ど見ていなかったね。

だって、仕事なんてちゃんとやってれば
出来るようになるから勝手に。

いいキャラしてれば、周りが助けてくれるし
協調性を持ってればチームが強くなる。

どんなに偉そうな実績持ってても
キャラがダメ、協調性もないなんてやつは
山ほどいるからね。

ある時大学も出てて、必要な資格も持ってる奴が
面接に来て、面接の最中に着信音が鳴った奴いたけど
オレは不採用にした。

ちょっとくらい能力が劣っていても
一般的な常識を持っているほうが
戦力になる可能性が高い。

勉強だの、資格だの、スキルだのと
頭でっかちになるよりも
愛されキャラになるほうが
最終的には『価値』があるんじゃないかな。

あと言いたいのは、どんな状況でも
『変化できる人』ってのは好かれるね。

そういう人としての力を身につけるほうが
相応しいんじゃないか?

『市場価値』だなんて意味不明な言葉に
騙されるな!


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