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「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実とは?

新しい時代の「授業デザイン」とは? 2030年に向けた新しい時代の教育が始まっている❗

(※今回の「参考書籍」)

このようなあなたにオススメです!

✅ 「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を学びたい

✅ 新しい時代の資質・能力と、それを育てる授業デザインを学びたい

✅ 具体的な授業方法を0(ゼロ)から100まで知りたい


これからの時代に求められる資質・能力?



本書では、まず2030年の教育では、どういう資質・能力を育てる必要があるのかが述べられています。

AIの発達とともに、仕事の代替が起きるという警告が、ドイツやアメリカなどの研究者から発信されています。

日本でも報告がされており、例えば、2015年に野村総合研究所は、10~20年以内に日本で働いている人の約49%の仕事が人工知能(AI)やロボットで代替可能になるという研究結果を発表しました。2015年12月2日付「日本経済新聞」より

このような時代にどういう教育が求められているのでしょうか。

世界各国で教育目標や教育のゴールを考えていく取り組みが進められています。

特に、OECDのラーニングコンパスや、学習枠組みなどで具体的に示されています。

本書を読めば、これからの教育が子供に育てるべき資質・能力が把握できます。

一言で言えば、「自立した人」を育てなくてはなりません。

なぜ新しい教育が求められるのか?


工業化が進んだ時代、ベルトコンベアーで次々と物が製造され、ある一定のマニュアルに沿って仕事をすれば、必ず成果(製品)が生まれるという仕事の状況が生まれました。

この場合、労働者に求められるのは、正確で速い作業を行っていくことです。
そのため、労働経営者は管理に力を入れました。

労働者は強い管理下のもとで、正確で速い作業をこなすことに力を注いでいたわけです。

しかし、今は仕事の状況が変わっています。

それは、新しいアイデアを生み出すことが必要だったり、まったく違う仕事を生み出すことが必要だったりして、複雑性が増しているということです。

状況に応じて対応しないといけない複雑性が増した業務や、

まったく新しい仕事を生み出さないといけないイノベーションに関わる業務

が増えているのです。

これは、どの仕事、どの職種でも同じです。

これまでの仕事のやり方では対応できない「複雑性の増した仕事」、「イノベーションが必要な仕事」がどんどん増えてきているのです。


新しい資質・能力を育てるためには「新しい授業デザイン」が必要


このような仕事の状況が生まれると、求められるのは「正確で速い」作業ができることだけでは不十分です。

自分なりに適した仕事を探すとか、自分なりに仕事を工夫する、アイデアを出す、自分の能力や興味に合致した仕事を生み出すというような、創造的な作業が必要になるのです。

また、協働も必要になります。

仲間と協働しながら、失敗を恐れずにチャレンジすることが必要になるのです。

これがいわゆる、

「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実

が求められる背景にあります。

この「そもそも論」をまず教師は理解していないと、「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実と言われても、何のことだかわかりません。


最大のポイントとは


ここで最大のポイントは、授業方法の理解が必要になることです。

つまり、上のような「そもそも論」を心から納得した上で、

では、どうやったら、「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実を図れる授業ができるのか、その具体的な方法を学ばないといけないのです。

本書は、この具体的な方法をかなり詳しく、「レベル0(ゼロ)」から「レベル100」まで、紹介するものとなっています。

はっきり言えば、「レベル100」の知識や技能を知っている教師は少ないのではないか、と思えます。

このような授業を見たことがほとんどないからです。

しかし、新しい時代には、新しい授業のやり方が求められるのです。

新しい授業をするには、そのために「授業デザイン」の方法を学ばないといけないのです。

大前暁政著「本当は大切だけど、誰も教えてくない授業デザイン41のこと」(明治図書)より

  1. 明治図書のホームページ

  2. 著者による解説

  3. amazonページ


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