どこから誰の方を向いて話すのか【情報発信のスタンス】
今日は情報発信のスタンスについて。
「どこから誰の方を向いて話すのか」
これを考えることがスタンスを考えることに繋がり、ポジショニングを考えることにも繋がる。
別に気の向くままnoteやTwitterをやるのもとてもアリではあると思うけど、どうせ発信するなら多くの人に読んでもらいたいし、続けて読んでもらいたいと思うのが人情。
しかし、人の可処分時間は限られている。ある意味、発信者たちはその可処分時間を奪い合う宿命にあるのだ。そこで必要になるのが「ポジショニング」だと思う。
今日の話はマーケティングの極意的なことではない。
もっと当たり前の問いを自分に投げかけてみよう、という話だ。メタ認知の一環として使って欲しい。
どこから誰の方を向いて話すのか
誰かに読んでほしい、聴いてほしいと思うのなら、その「誰か」を想定したほうがいいのはわかる。
近所に住んでいる小学生・マッキンゼーで働く若手ビジネスパーソン・大手銀行を定年退職した人・節約にいそしむ主婦。
話す内容も話し方も変わってくる。
これが「誰の方」を部分。
この時、相手のことだけ考えてはいけない。
話すあなたはどこにいるのか。「どこから」の部分だ。
教師だったり、専門家だったり、初心者だったり、失敗した人だったり。
そして「どこから」と「誰の方」の組み合わせが「どこから誰の方を向いて」いるかになる。
一般の方を向いた準専門家
専門家の方を向いた専門家
悩んでいる人の方を向いたコンサルタント
初心者の方を向いた中級者
初心者の方を向いた初心者
…………
組み合わせはいろいろある。
典型的な組み合わせというものもあるので、他の発信者のポジショニングを考えてみるのもあり。
一つに絞らなくていい
「どこから誰の方を向いて」は一つに絞る必要はない。
平日は教壇に立ち生徒に向かう教師。勉強会の場では教師として同じ教師の方を向き、休日は家族や恋人として家族や恋人の方を向く。
それが普通だ。
キャラクターというのは特徴を強めるためポジショニングが固定されていたりもするが、現実の人間はそうではないのだ。
このあたり、『僕の原典』でも触れたので読んでほしい。
僕はサイトの方では「一般の方を向く準専門家」である。
バリバリの専門家たちはあまり一般の方を向かないので(向く必要もない)、分野によってはいいポジションだと思う。KingはDaiGoさんあたりだろうか。
noteではぶっちゃけnoteごとに違う気もする。こんなnoteを書いておいて実は明確に意識しているわけではない。でもなんとなくのイメージはある。
メタ認知と「どこから誰の方?」
「どこから誰の方を向くのか」はメタ認知にもなる。メタ認知になるということは改善に繋がるということだ。
■ 発信スタイルを工夫する
■ 発信内容を思いつく
またこの問いはオンラインの情報発信だけでなく、あらゆるコミュニケーションに役立つと思う。心掛けたい。
学習のアーティストを目指してます。学習ノウハウの体系化・学習体験のコンテンツ化を通して、学習者のレベルアップを手伝います。現状、お金よりも応援がほしい。