ヨシモトアキヒラ

APPLIC吉本です。 地域情報化アドバイザーなどやっております

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    最近の記事

    改めて考えたい自治体システム標準化の意義

    現在行われている自治体システム標準化の取り組みは言うまでもなく次世代のための取り組みである。15年後、20年後を生きる次の世代にどうやってつなげていくか、彼らの生きる社会をいかに維持するかの戦いである。 2030年代、40年代というスパンで見たとき、地方自治はまったくもって安泰ではない。人口減少社会にあって存続すら危ぶまれる。次世代の地方行政を支える基盤をどうやって築くか、しかもデジタル社会という潮流のなかで今何ができるかを真剣に考えなければならない。 テクノロジは刻々変

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      • 自治体業務システム標準はなぜホワイトリスト方式なのか

        自治体業務システムの標準化ではいわゆるホワイトリスト方式が採用されている。厳しすぎるとの意見もあるホワイトリスト方式だが、なぜそうしなければならないのか改めて説明しておきたい。 ホワイトリスト方式自治体業務標準化検討の極初期のころ、標準仕様はホワイトリスト方式であるべきだと主張したのは僕なので、今一度ちゃんと説明しておきたい。 ここで言うホワイトリスト方式とは標準仕様では各システムが持たなければならない機能を決めるだけではなく、”仕様に定められた機能以外は持ってはいけない”

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        • 自治体DXという意識改革

          自治体DXの考えを整理したい。なぜここまで自治体DXが必用とされているのか、その本来の目的とは何なのか。デジタル田園都市まで出てきて一層混乱する自治体DXという概念を整理する。 法定DXと自主的DX自治体DXが注目されている。しかしその定義は曖昧で、取り組みに苦慮するとの声も多い。そこで、自治体DXを体系的に理解するため、法定DXと自主的DXに分けて整理することをおすすめしたい。自治体DXには法で対応が義務付けられているものと、個々の自治体が自主的に取り組むことが求められて

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          • 流転するデジタル社会

            デジタル社会の本質は流転。変化をリアルタイムに捉え、臨機応変に対応するサービスデザインへと進化して行く。固定された事実に依存する社会モデルは否定されていくだろう。 デジタル社会の常識感DXとはデジタル社会の常識感に対応すること。新しい常識感に合わせてサービスや社会をデザインすること。 では、デジタル社会の常識感とは何か。一言で言えば「流転」。デジタルの本質は情報通信。留まらず流れ続ける、流転する。固定より流転。 例えば、音楽はストリーミングが当たり前になった。音楽は文字通

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            システム思考とデザイン思考

            様々なイノベーションが期待される中、システム思考やデザイン思考といった多様な考え方の活用、協調が重要になる。そこで、システム思考、デザイン思考についての自分なりの理解を整理してみようかな。 システム思考は理詰めシステム思考では物事を理詰めで考える。ロジカルシンキングというやつか。理詰めの典型は因果律。物事を因果でとらえる。原因があって結果がある。だから結果たる”現状の課題”の解決には原因にアプローチする。 原因を改めれば結果も改まる。 そこで、因果ループとかロジックツリーと

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            自治体DX推進手順書

            自治体DX推進手順書がでた。色々解説記事も出ているみたい。といって、この記事では解説を書く気はさらさらない。ここで取り上げる全体手順書はほんの44ページで引用も多いから読むところはもっと少ない。難解な文章もない。解説記事読むくらいなら原文を読み込んでいただきたい。 ここでは、自治体DX推進手順書作成に関わったものとして、自分なりの思いを書いている。だから公式見解でもなんでもない。とにかく僕はこう思って頑張りましたということ。 自主的なDXと法定のDXという考え方手順書の内容

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            口語訳「預貯金者の意思に基づく個人番号の利用による預貯金口座の管理等に関する法律」

            元ネタ 第一章 総則 (目的) 第一条 デジタル社会いい感じでやってくでぇとの基本理念にのっかって、預貯金口座もってるやつのチョイスでマイナンバー紐づけて管理するってオプション作るで。災害のときとか相続のときとか預金保険機構からいろいろ教えてもらえたり、行政が効率化したりしますよ、しらんけど。 (定義) 第二条 「金融機関」 まぁ、ほら銀行とか農協とか漁協とかのあれね。 2 「預貯金」まぁ、わかるでしょ、預貯金ね。こまかいこといったら法律で決まってるけどね。 3 「預貯金

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            防衛省ワクチン予約サイトをどう反省すべきか

            防衛省のワクチン予約サイトができ悪い件、同情できるところもあり単に批判だけしてても建設的でないなと思う。 いろいろ問題あるみたいだけど、とりあえずニセの接種券番号でも登録できてしまう件に絞って考えてみたい。 ポイントは、この問題を予約者の認証(AuthN)の問題と捉えるか、予約できるかの認可(AuthZ)の問題と捉えるかじゃないか。 その前に、同情すべき点は、おそらく高齢者を相手にするということで限りなくシンプルにと考えたであろうこと。たとえば、よくあるメールアドレスいれ

            口語訳「デジタル社会形成基本法」

            元ネタ 第一章 総則 (目的) 第一条 デジタル社会めっちゃ大切やし、国際競争とか少子化対策とかいろいろあるやん。そこで、デジタル社会推進の基本理念とか基本方針とか決めて、国とか自治体とか事業者とかの責務ってやつをはっきりさせる。あと、デジタル庁つくる。デジタル社会の形成に関する重点計画もつくる。で、デジタル社会を推進して、持続可能な経済とか国民の幸福とか、もろもろいい感じで実現できるようにする。 (定義) 第二条 言葉の定義な 「デジタル社会」 ネットでつながってて、A

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            DXは対話的であるべき

            自治体DXを進めるにあたって、もっと対話的でなければと反省している。誰が上とか主体的とかではなく、多様な人たちの対話こそがDXマインドではないか。 地域情報化アドバイザーとして自治体対応することがある。これまでは講演が中心で、ワークショップをやるにしても僕はファシリテートで議論に直接入ることはなかった。一方向な“先生“的アプローチ。これって全然DX的じゃない。 多少はお伝えできることもあるけど、誰かに教わってはせいぜい最初のとっかかりくらいであるべき。どこかに答えがあるとか

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            自治体DX不要論

            自治体DXと言う言葉がバズっている。なんでもデジタルと言っておけば良いという風潮。自治体にとっていかにDXなど不要であるかまとめたい。(というネタ) サービスの対象は人行政の対象は生身の人間であってデジタルデータなどではない。住民と直接対峙し、話を聞き、親身になって対応してこそ良質な行政サービスが提供できる。データだけを見て何がわかるのか。ネットを介した血の通わぬサービスにどれほどの意味があるのか。 デジタルによる効率化と言うが、行政の本懐は効率化の先にあるのか。民間ではあ

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            口語訳「地方公共団体情報システムの標準化に関する法律(案)」

            「地方公共団体情報システムの標準化に関する法律」の法案について、かってに口語訳してみた(しゃれですよ、しゃれ) 第一章 総則 (目的) 第一条 いいかげん行政手続きでもデジタル使いこなさないと国民も不便でしかたないし、そもそも自治体も持たない。だから、自治体システム標準化する。これ、国と自治体の責任な。機能標準とそれの進め方とか決めるんで。 (定義) 第二条 「地方公共団体情報システム」自治体システムな。ラインナップは政令で定めるから。対象の事務は「標準化対象事務」と呼ぶ

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            DXの意識変容「待ち合わせ」文化の消失を例に

            自治体DXの説明などするときに、そもそもDXとは何ぞやを話さなければならない。デジタル社会に対応するための意識変容の必要性をわかりやすく説明するために「待ち合わせ」を例に話をしてみた。 Digital Transformationの本質は変容 DX(Digital Transformation)で大切なことはDigitalの側ではなくTransformationの側にある。つまり、Digital技術をいかに活用するかが大切なのではなくて、Transformationつまり

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            データ連携関係の流れ

            備忘録に、データ連携検討の年表 〇2013年(平成 25) 年6月14日 「世界最先端 IT 国家創造宣言」 三本の矢の一本、成長戦略の一環としてIT戦略をこの年設置された内閣情報通信政策監(政府CIO)の下、IT総合戦略本部が省庁横断的に進めるとしている。 今ここで、経済再生を果たし、「失われた20年」に終止符を打ち、抱える諸課題を克服しなければ、「失われた30年」にもなりかねず、我が国は経済先進国としての地位を失いかねない。今、正に日本の将来を左右する歴史的岐路に立っ

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            2020デジタルガバメント系資料の整理(その3)

            2020年末に「デジタル・ガバメント実行計画」が閣議決定されたことを筆頭に、デジタルガバメント系の資料が一気にでてきた。自治体視点での整理のその3。(その1はこちら、その2はこちら) データ戦略タスクフォース第一次とりまとめ 自治体デジタル・トランスフォーメーション(DX)推進計画 の確認を。 データ戦略タスクフォース第一次とりまとめ まだ第一次とりまとめなので、軽く自治体視点で見ると、 P.2 行政機関(政府・自治体)は、「最大のデータホルダー」であり、 そのシステム

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            2020デジタルガバメント系資料の整理(その2)

            2020年末に「デジタル・ガバメント実行計画」が閣議決定されたことを筆頭に、デジタルガバメント系の資料が一気にでてきた。自治体視点での整理のその2。(その1はこちら、その3はこちら。) その1で デジタル社会の実現に向けた改革の基本方針 デジタル改革関連法案ワーキンググループ作業部会とりまとめ につい整理したので、その2では デジタル・ガバメント実行計画 マイナンバー制度及び国と地方のデジタル基盤の抜本的な改善に向けて(国・地方デジタル化指針) のセットを。 デジタル・ガ

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