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マイナンバーのために四情報正確にするとかおかしいだろ

マイナンバーの確かな運用のために漢字表記とか住所表記とか四情報の正確性を高めるみたいな議論は手段と目的の逆転じゃなかろうかと思う。

四情報があてにならんからのマイナンバー

個人の識別情報として四情報があてにならんからマイナンバーが導入されたのだろう。四情報は揺らぎはあるし時間軸に変わるからちょっと運用が悪いとすぐに更新が遅れて嘘になるし、とにかく維持が大変な割にメリットが薄い。
そこで原則普遍のマイナンバーだ。一度正しく入手してしまえば維持運用は楽。
生涯普遍などと言うプライバシーインパクトの高い識別子を導入してでも運用の正確性を保つべき事務を個人番号利用事務と指定して、この特別な便益をゆるす。それ以外の事務は相変わらず正確な個人情報の維持を自力で頑張れである。

個人番号利用事務はマイナンバーの初期取得に全振り

つまり、個人番号利用事務は初期の正確なマイナンバー取得に全振りする。そうすれば、それ以外の情報は情報提供ネットワークでいつでも原本にあたれるから少々維持管理が雑でもなんとかなる。原本の所在は番号法の別表2を見ればわかるようになっている。
だから、とにかく最初のマイナンバー取得だけは細心の注意を払って行う。わざわざ番号法に本人確認義務まで書いてある。

だからちゃんと本人から入手しろって

入手は本人からマイナンバーカードを利用してが第一選択肢。その際に四情報を合わせて確認する。手持ちと違ってたらマイナンバーカードの方が正しいのだから手持ちをなおす。なんだかなんもかも信用できなくなったら機構保存本人確認情報を照会することもできるようになっている。徹底的に確認する。
その代わり後が楽ですよなんだから頑張れである。

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