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心を健やかにする「欲」には体の健康が必要。流行病からのイエローカード

12日ぶりに外に出た。

コロナによる10日間の自宅療養が終わったので、ようやく外に出ることができた。やった〜!

12日間。一人暮らし1Kの狭い部屋でのそのそと生きていたので、外に出ることが許されたあかつきには、初めて外に出た時のラプンツェルのような、さぞ嬉しくて飛び回るんだろうとワクワク想像していた。

けれど。思ってたのとなんだか違った。

行きたいところも、食べたいものも、外でやりたいことも、全然思い浮かばないのである。

今朝、曇り空の外に出てみたとき「あれ、何も行きたいところがないな」と立ちすくんでしまった。ショック。そして、スーパーで最低限の買い物を済ませて、とぼとぼと帰ってきてしまったのである。

帰ってきたとて、仕事に集中できるわけでもなく、なんだか気持ちもどよんと曇り空な1日になってしまった。なんともったいない。
おそらく、まだ咳も出るし、あまり体調は戻ってきていないからなんだと思う。

けれど、2週間弱も家から出られなかったのに何の欲も湧き上がらなかったことも、欲を失うことで落ち込んでしまうことも、なんだか予想外だった。

行きたいところや食べたいもの、やりたいことが沸き立つことは心の健康につながる。そして、沸き立たせるには体の健康が必要。

ありふれた言葉すぎて恥ずかしくなるが、5年ぶりくらいに体調を崩したものだからそんなことはぽっかり忘れていた。

栄養ドリンクを1日3本飲んで仕事をしまくるみたいな、ややマッチョな生活をしていたわたしに、流行病は警笛を鳴らしにきたのかもしれない。

まあ、もう2度と感染したくないけれど…。


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