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命日(10年目)の短歌


(今日の短歌だニャ!)

部屋のあちこちにからだをまきつけて「ボクの家、ここボクの家!」(殿)


 今日は愛猫「殿さん」の命日である。あれからもう10年。早い。

 獣のからだの油分は強烈だからなのか、シンプルに私の掃除が雑なのか(苦笑)いまだにマーキングのあとがそこここに残っている。もう無理に落とそうとも思わない。

 うそだ。

 本当は、わざと残している。

 2002年5月15日に、保護猫活動をしている知人から推定2歳のとき預かりうけた、殿さん。身体に虐待のあとがある、とも聞いていたのに、初日から同衾してきた無邪気な男の子。

 2014年1月27日未明にも、同じベッドで、私のわきのしたで丸まって眠っていた。ピクピクっと動く気配がして、あ、トイレかなと抱き上げたら、そのまま私の腕の中で亡くなってしまった。

 悲しかったけど、最期が私の腕の中、というのは出来すぎなくらいに良かったと思っている。飼い主冥利に尽きる。というか、殿さんこそが、猫冥利に尽きる最高のお猫様だった。土日みっちり一緒に過ごした翌日の、月曜日の朝に、しばらく立ち尽くした私だった。

 12年も一緒に暮らしていたのに、実は写真が2002年〜2006年の分しかない。某mixiのアカウントを削除した際に、たくさんあったはずの殿さんの写真も、うっかり失ってしまったのだ。

 残っている写真の中から、いくつかピックアップしてみた。完全に自己満足の世界だが、供養だと思って愛でていただけますと幸い。

2002年8月。元野良なので、特技はゴミ箱漁り。
右奥の「チャクラ」ってぬいぐるみ、覚えてる方いらっしゃるかしら?
2002年10月、iBookを買いました。
めちゃくちゃエラーの多かった、MacOS9.02。
再インストールしすぎて、さまざまなパスワードを完璧に暗記しました(笑)。
黄緑色のiBook。「きみどりんご」と呼んでいました。
私がパソコンに向かうときの殿さんの定位置が、ここです。
2003年1月。なんだか体型が、ドスコイになってきた時期。
2003年3月。まだコタツの中で寝ていました。
2004年、まだガラケーだった時代に使っていた待ち受け画像。
こんな猫キャラいますよね?
なんと言ったっけか。
2005年3月、まだコタツにいますし、殿さん専用マットまで導入されています。
コタツだけでじゅうぶんあたたかいはずなのに。
2005年4月、クリーニングに出す予定の毛布を占拠されました。
人は彼を「箱入り息子」と。
2006年2月、人は彼を「愛の女神」と。
ハート型のローズクォーツを落とさずくつろぐ殿さん。
キッチンの足元で、ごはんを待っているの図。
このお湯呑みも、
このお湯呑みも、我が家で現役です。
私が牛乳を飲んだあとの、まぁるいあとを狙って舐めていました。


 ここまで愛でてくださり、ありがとうございました。

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