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ポメラのススメ

【目次】
はじめに
単機能の強み
テキストデータの出力
驚異的なバッテリーの保ち
携帯性
唯一の欠点
私のライティング集中時間
最後に

はじめに

 今日はメンタル関係の記事ではなく筆者のガジェットについてである。みなさんは「ポメラ」をご存知だろうか。ブロガーや記者など文筆業向けのテキストタイプ専用のガジェットだ。ファイリングでみなさんにもお馴染みのKING JIMが発売している製品だ。

KING JIM ポメラ DM200

 早速Amazonに飛んで価格をチェックした方はどうか価格に驚いてここでこの記事を閉じてしまうのを踏みとどまって欲しい。そう、唯一とも言える欠点は価格なのだが、時々チェックしていればメルカリやソフマップにも出品されることもあるだろう。なにも定価で購入しなければならない理由はないので、是非とも有用性について続きを読んで欲しい。

 私は2年ほど前からポメラを愛用している。使用機種は現行の最新であるDM200だ。キーボードが折り畳み式では無いことから安定性があり、機能についてもかなり強化されていることからDM200を選択した。

単機能の強み

 ポメラはこと文章を書くという一点においてはこれに勝るデジタルツールは無いと言っても過言では無い。私の中ではポメラの対抗馬は強いていうなら400字詰め作文用紙だ。その理由は単機能の道具であるからだ。文字を打つという単機能な点がそのくらい原始的が故に便利なのだ。

 単機能であることで生まれるポメラの最大の利点は、とにかく書くことに集中できる。iPadやiPhoneのように多機能であることは誘惑の窓口が集中している画面の向こう側に常に控えているということだ。アクティブアプリを切り替えてちょっと調べごとをしたまま他のサイトに言ってしまい、しまいには全然関係ないニュース記事をザッピングしているなんてことはしょっちゅうだろう。

 ポメラは昔ながらのワープロのような画面に向かってただただ直向きにタイピングに集中できるので、落ち着いてまとまった文章を書くのには最も適しているのである。

テキストデータの出力

 書いた文章は概ね3つの手段で外部に出せる。QRコードによる画面表示越しの出力と、SDカード、ポメラSyncというネットワーク経由の同期の3つだ。ここでは私が一番重宝しているQRコード出力について紹介する。

 文章を出力するときに画面にQRコードでテキストデータを表示する機能がある。QRコードを表示したらiPhoneアプリでそれを読み取り、iPhoneの中でアプリ間のテキストデータコピーをしてメモアプリに移すのだ。メモアプリはデスクトップのMacや他のサブ機iPhoneとも同期しているのであっという間に全ての機器にテキストデータが同期する。

 概ねを喫茶店など屋外で作成し、あとはデスクトップで加筆修正を加えて文章をアップロード、といった使い方をしている。

 尚、私が使っているQRコード読み取りアプリは下記のアプリだ。

【iOS】QRコード&バーコード デベロッパー:Climb App

驚異的なバッテリーの保ち

 そして、もうひとつ強調したい点はバッテリーの保ちだ。とにかく驚異的に長い。一度フル充電するとほとんど減っていかない。

 考え事をしたり、ふと本を読んだりとタイピングが止まると自動でスリープしてくれることもバッテリー消費を防いでくれる重要な機能だ。何時間もカフェで本を読んでは書いてを繰り返していてもバッテリー消費が最小限となるので、使っている割にはめったに充電しなくても大丈夫なのだ。

 毎日いくつかのガジェットを充電器に挿して寝床につく現代のスマホ充電生活に慣れてしまった私たちには何年も前の充電長持ちガラケーを思い出す。実際、うっかり充電し忘れて充電切れなんてことは使い始めていてから一度も無かった。

携帯性

 携帯性についてはiPadと比べるとやや分が悪い。最新のiPadはWiFiモデルで490gと0.5kgを切っているのに対しててDM200は580gと90g程重い。いう重量はガジェットをたくさんもっちあるく人にとっては増やすのにちょっと悩む重量かもしれないが500mlペットボトル1本分と思えばそこまで大きな問題として気になるものではないだろう。

 しかしそのサイズはとても気持ちの良いサイズだ。12cm x 26.3cm x 1.8 cmは片手で握れる手軽さここに極まれりといったサイズだ。小さなサイズのショルダーバックにも綺麗に収まる。トートバックのような大きめのカバンなら隅っこに入れっぱなしにしても邪魔に感じにくい存在感だ。

唯一の欠点

 唯一の大きな欠点は冒頭でも述べた通りその価格だろう。高い。正直言って高いのだ。iPadの最安値機種より数千円安いだけで単機能というのはコスパの観点のみから見てしまうと購入のハードルは決して低くないのは大いに理解する。

 私自身ポメラの存在はずっと知っていたのだが、購入を検討し始めてから実際に購入に至るまで二ヶ月の検討時間がかかった。メルカリを探したり旧式を選択することでコストを下げられないかも当時は探ったが、私は結果的には定価でAmazonでの購入となった。

 結果的には正解だったと思っている。iPadは結局未だに持っていないが同様のニーズはiPhoneXRで賄えており困っていない。

 ポメラは壊れにくいしずっと使えるガジェットだと感じている。

私のライティング集中時間

 最後に私の使い方の補足をしよう。ポメラを開いている時は、携帯はフライトモードにする。通知のホップアップに邪魔されないためだ。そしてノイズキャンセリング付きのヘッドホンで水音の環境を流しながらポメラに向かっている。これが私にとっては書くことに集中ができる環境づくりとなる。尚、ヘッドホンはAmazonで手頃なものを購入した。

Anker Soundcore Life Q30 
Bluetooth5.0 ワイヤレス ヘッドホン(ノイズキャンセリング機能付き)

最後に

 どうだろうか。正直これを書いている2021年のiPadの最低価格が4万円を切っている昨今、単なるコスパで見てしまうと決して購入のハードルが低い製品とは言えない。

 だが、noteの読者のように、文章を書くことを生活の一部にしている方々にはiPadよりも豊かな生活をもたらしてくれるガジェットになるのではないかと思ってくれる方々も一定数いるのではないかと信じている。

 気になった方は是非、家電量販店や中古品販売店で実機に触れて見てキーボードのサイズ感や持ち歩いているシーン、喫茶店の片隅で一人文章書きに集中しているシーンを想像してみて悩んで欲しい。

 ここまで私のnoteを読んで下さった方々の素敵な執筆ライフを願う。

終わり

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