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【要約】『アイデアのつくり方』ジェームス W.ヤング◇アイディアは新しい組み合わせである

ゲームプランナー歴二桁年目のあくび(@akb_san)です。

《アイデアをどうやって手に入れるか》
企画業の人が、常日頃から頭を悩ませる命題。
その解答の一つとして、今回はこちらの名著を紹介したいと思います。

本文はわずか60ページ。初版は1965年ですが、今の時代だからこそ役に立つ「アイディアの生み出し方」が、シンプルに書かれています。

本は1時間程度で読めますが、ここでは内容を簡単にまとめます。

アイデアは新しい組み合わせである

① アイディアは1つの新しい組み合わせである
② 新しい組み合わせを作り出す才能は事物の関連性を見つけだす才能によって高められる

アイディアを生み出すためには、①、②の2つの原理を心にとめ
以下の5つの過程を踏む方法をとるべし、とのこと。

アイデアを作るための5つの過程

① 資料集め
課題のための資料と一般的な知識を豊富にすることで生まれる資料を集める
② 資料に手を加える
集めた資料から事実の意味を考え、それぞれがどうすればかみ合うのか資料に手を加えていく
③ 孵化段階
考えが煮詰まったらしばらく置いておいて、意識の外で何かが自分で組み合わせの仕事をやるのをまかせる
④アイディアの実際上の誕生
わかった!みつけた!アイディアが降りてくる
⑤具体化
現実で使えるアイディアに落とし込むため、最終的にアイディアを具体化して展開する

インプットを行い、抽象化(事実から要素の抽出)を行う。
煮詰まったら、一度緊張を解いて、日常の生活でアイディアがふっと降りてくるのを待つ。降りてきたら、実際に使える形にするため具体化を行おう。

というのが、この本の内容となります。

所感

自分自身も企画を考える際。
机に向かって唸っているうちは何も降りてこないのに、通勤時や入浴時、気の抜けたときにふいにアイディアが落ちてくることはよくあります。
同業のプランナーや広告業界の方とお話をした際にも、同じような話を聞いたことがあります。

【アイディアの作り方】としては、汎用的に使える方法をきれいに明文化してくれているよい本だと思います。

企画職につく方はもちろん、アイディアを出したい全ての方にお勧めします。ぜひ読んでみてください。

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