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子育てにベターはあっても、ベストはない話

子どもと関わる仕事をしていたって、自分の子育ては分からないことだらけ。
子育てで、自分が行き詰まった経験があるからこそ、似た境遇の親御さんへも伝えたい言葉があります。


正解、不正解はない話。

例えば、子どもの指しゃぶり。

歯医者さんは、歯並びから、滑舌、顔の形成まで大きく影響するので、止めさせる方法をすぐに提案します。

小児科医さんや、心理士さんは、無理にやめさせることによる、子どもの心理的状態への大きな影響を重要視し、無理にやめさせなくていい。と言われることが多いです。


さて、どちらもお子さんのことを第一に考えた答えです。
どちらが、正しい、正しくないではなく、

『立場が違えば、答えが違う』のです。
また、立場だけではなく
『時代が変われば、価値観も変わる』のです。

こんな真逆なことをそれぞれの専門家から言われてしまうと、どうしたら良いのか迷ってしまいます。
SNSを開いたって両極端。
親族だって、世代によって様々なことを言うでしょう。

自分のことだったら、答えを出すのは簡単なのに、まだ判断ができない我が子の変わりにきっと正解だろう。と思って、答えを出すのは、本当に大変な作業です。

時には、親にとっての都合のよい方を選ぶかもしれません。

何度も良かったのかな?と不安になります。
絶対これはいい!と思って突き進んだ先に、あれ…間違えてきちゃったのかなぁ…なんて不安になることもあります。
後悔することも、あるでしょう。

私は、それでいいと思うのです。

不安だって、後悔だって、我が子の事を思った結果です。
いろんな意見があることを知り、いろんなやり方があることを知ることが重要だと思うのです。

子どもが一人ひとり違うように、
やり方は一人ひとり違うのです。

親は完璧ではありません。

時には知らずに間違えた選択をしていることもあるでしょう。
知らなかったやり方を、途中で知ることもあるでしょう。
長い年月が経ってしまっている時も、あるでしょう。

そんな時、意固地にならず、いかに柔軟に対応できるか。


気付いたときに、『ダメだ』と子ども自分自身を、人格否定するのではく

ごめんね。と伝え、やり方は間違えてしまったかもしれないけれど、

当時の自分にとって、愛情を持って精一杯の出来ることをしたんだ。と、ちゃんと愛情をかけていたことを、子どもに伝えれば、
少し時間がかかっても愛情があったことは、伝わると思うのです。

愛されていると感じたとき、人間は、自分で立つ力となります。

完璧である必要はありません。
でも、愛情だけは、言葉と態度と両方で伝えないと、伝わりません。
愛情だけは、伝え続けていたいと思うのです。









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