双極性障害:7ヶ月ぶりの復職初日の感想
重い鬱状態から休職に入り約7ヶ月経ち、本当に色んなことがあったが復職が叶い今日がその初日だった。
前日の夜はやや緊張していてお酒で誤魔化していた。
当日もなんだかハラハラした気分で、でも頓服を飲むほどでもないという感じで職場に向かった。
色んな人の話を聞いて「復職は大変だ」と聞いていたので色々覚悟していた。
自分がどう転ぶか予想がつかないので頓服は肌身離さず持っていた。
しかし、実際復職初日の感想は私が予想していたものとは全然違っていた。
「これこそが日常」
「ここが私のいるべき場所」
「この7ヶ月は夢か幻だったのか?」
という言葉が浮かぶような不思議な感覚がした。
とても気持ちが良くて働くことが幸せとすら感じた。
復職する前なら「面倒くさいなぁ」と思うような作業すら出来ることが嬉しかった。
これは私がそもそも職場でストレスをほぼ感じずに、外的要因全く無しに鬱が襲って来たからというのが大きいと思う。
元々好きだった場所に戻って来たような、そんな感じだった。
休職中は荒れていたので本当に色々大変だった。
重い鬱が終わると今度は激しい躁状態がやってきてお金もないのに借金してまで散財をし毎晩のようにバーに通い、柄でもなく色んな人に話しかけ友達を作り、数年間禁煙していたタバコも吸うようになっていた。
自分が自分じゃない別の誰かになっているのを感じながらも、それがやめられなかった。
混合状態の時は自傷行為もしたし睡眠薬をオーバードーズして初めて救急車で運ばれたりもした。
上記のような荒れた時期を繰り返すうちに躁鬱の波は小さくなっていった。
逆に言うと繰り返さないと小さくならないらしい。主治医がいうには。
「繰り返すけれども、その度に軟着陸さえできれば大丈夫です」
と、いつも言っていた。
そして
「いつか、「あの時なんであんなことしてたんだろうと思う時が来ますから」」
とも言っていた。
今ならあの時の主治医の言葉が分かる気がする。
「気がする」というのは、私はまだ寛解には至ってないから。
小さいけれど躁鬱の波はまだある。
体力的にはやや疲労感があるが明日はとりあえず休みなのでホッとしている。
今日は仕事の後にクリニックの予約を入れていた。
主治医は「疲れていますから大きな事はせず、ゆっくり過ごして下さい」と言っていた。
多分顔に出てるんだろうな。。
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