現場技術者がまったく足りない

工場や、土木工事の現場で必要な技術者がまったく足りていない。職種によっては倍率10倍にもなる。また、現場技術者だからと軽視する人もいるかもしれないが、基本的な物理や化学の知識が必要なことも多い。工業高校で習うレベルで十分だ。

もちろん、ただの現場技術者で年収1000万円を狙うのは難しい。ポイントは、「監督者」(マネージャー)になれるかどうか、そして「効率化、改善」ができるかどうかだ。高卒でも条件さえ満たせば年収1000万円は可能だと日本経済新聞に書いてあった。ただし、黙々と単純作業をこなすだけでは、いくら人手不足とはいえ、年収500万円程度にとどまるだろう。

そして、人によっては英語やITもかけ合わせできる。工場改革をITで実現できる能力があれば、年収1000万円以上もみえてくるだろう。

いま、リスキリングでプログラミングやデータサイエンスが流行だが、目的なきスキルは無意味だ。現場の人手不足を改善・緩和するためのデジタルスキルであれば、歓迎されるだろう。理系の優秀層は医師や金融に流出しているので、この分野は優秀層が少なく、ブルーオーシャンだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?