中途採用の割合が40パーセント、新卒を育てるより即戦力?

日本経済新聞によると、2010年頃には、大企業は10パーセントくらいが中途採用だったのが、今では40パーセントを超えるとのことだ。日本企業は若手を採用してしっかり育てる人事だったが、もうそれは終わりに近づいている。どこの企業も足手まといの若手社員を育てる余裕などないのだ。たとえ新卒採用であったとしても、ある程度のITや会計、英語、マーケティングなどの知識が無いと相手にもしてもらえないだろう。それがジョブ型雇用だ。

おそらく、昔のように大学生に大量に内定を出して育てることは無くなっていくだろう。大学名と資格・スキル・英語で足切りして、一部の優秀な人材にだけ高めの初任給で内定を出すようになる。昔は、初任給は安かった。だが、今は初任給バブルだ。高い初任給で大量採用するのはコストとして厳しい。初任給が高いからと、大学生は浮かれている場合ではない。

しかも、別に日本人にこだわる必要性すらない。さすがに、金融リテールなどは日本人だろうが、商社やメーカーはむしろグローバルに活躍できる外国出身者を採用したいだろう。

そして、今の日本では、土木や大工などの現場仕事で人手不足が顕著だ。

Fランク大学の文系学部へ行くくらいなら、工業高校や専門学校、高専などで腕を磨いたほうが稼げるのではないか?Fランク大学文系では、大企業は門前払いだろう(学歴フィルター)。

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