ふくだしん

◆ココロとカラダの専門医~アカラクリニック院長◆Akala Care Design株式…

ふくだしん

◆ココロとカラダの専門医~アカラクリニック院長◆Akala Care Design株式会社代表取締役◆主に個人的なことを中心に、ここでは綴ろうと思います。専門的な内容のブログはこちら➡https://www.akalavillage.com/

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最近の記事

内科医がパーソナルトレーニングジムを立ち上げる理由

診療所勤務の内科医が、今度パーソナルトレーニングジムを立ち上げようとしている。ほんの思いつきから始まったこのプロジェクト。今となっては多くの人を巻き込み、なんだか数カ月後にはリアルに稼働し始めそうな勢いだ。 医師としての限界を感じる数多くの患者を見てきた。とくにここ数年は診療所でフロントラインを担い、地域に根付いて一般市民に最も近いところでたくさんのことを考えさせられた。 この命題に対する答えが医療ではないということは、明確に私自身の中にあった。いや、「医療」という括り自

    • 世界をコロナ前に戻すために

      コロナの出現で、時代そのものが変わってしまった。 もう元には戻らないと、医学的観点から確信している。 でも、 Withコロナっていう言葉がホントに嫌になってきた。なんでアンタとずっと一緒に暮らさなきゃいけないんだよ。 今は夢物語かもしれないけど、コロナ前の世界に戻したい。 COVID-19自体による被害。 過度な不安や風評被害による二次、三次被害。 経済の衰退、そしてヒトとしての楽しみや喜びの喪失。 これらとwithする気は毛頭無いし、子供たちにそんな世界に住んで欲

      • 悲観せずに前を向いて進んでいく

        こんな時代だけど、思いのほか悲観していない。 時々ふと立ち止まって、宇宙を意識する。 私たちの居場所は、宇宙である。 今という時間は、宇宙が作りだしたものである。 目の前で起こる事象も、宇宙そのものである。 ビッグバンからはじまる一連の奇跡の結果、今に至ると考えると、 今っていうのは結果であり、未来を創るきっかけでもある。 宇宙の物理にさからうことは不可能であり、もがくことで複雑さを増してしまうのは不幸。 こころもからだも、宇宙としての「いま・ここ」にゆだねてみて。

        • クリニック院長が会社を立ち上げた理由

          いまから4年前、クリニックの院長になりました。 もともと医療法人の100%資本で開設されているため、私自身は1円も出していません。にもかかわらず、立地から内装、採用やマーケティングまで私の自由な判断で運営させていただいておりました。 さらに将来的には法人から独立するという前提で、双方合意のうえでスタートしました。 嬉しいことに理事長には信頼を置いて頂いており、ほぼすべての決裁権を私に託していただいています(雑に言うと放置ですね)。 好き勝手させていただいた結果、予定通り3年

        内科医がパーソナルトレーニングジムを立ち上げる理由

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        • パーソナルトレーニング日記
          6本

        記事

          亡くなるヒトがいて、成長させていただいている

          医者としていままでに何人の方の死を目の当たりにしただろう。 医者としての日々そのものが非日常ではあるけれど、その最たるものがやはり「死」なのだと思う。 死を目の前にして、医者は無力感しか感じない。 自動的に始まる、自問自答。 正解なんてないのに、正解を見出そうとする。 ある部分は正当化し、ある部分は後悔する。 様々な死を経験するなかで、不謹慎な話ではあるが、思い入れの強弱の存在はどうしても否定できない。 形式的な看取りをすることもある一方で、涙が止まらない時もある。 そ

          亡くなるヒトがいて、成長させていただいている

          トレーニングのその後

          パーソナルトレーニングを開始して、いい感じだってところで記事が止まっている。 なので、その後が気になって仕方ない人のために思い出しながら書いてみる。 トレーニングは計16回を3か月間かけて終了した。 仕事終わりに週1から2くらいのペースで行くのは正直しんどかった。 いや、しんどいのは行くまでで、トレーニング自体はとても楽しい。トレーナーさんとの会話も、これまた意外と弾むものだ。 前半は糖質を極力制限し、「しぼる」ことに焦点を当てた。 後半は糖質をあえて増やし、「筋肉をつけ

          トレーニングのその後

          写真、はじめました。

          いちばん下の息子の卒園にあわせてカメラを新調した。 SONY α7 III https://www.sony.jp/ichigan/products/ILCE-7M3/ ビックカメラで24万円。 だいぶ奮発して良いカメラを買った。 写真を撮ることは昔からすきだった中学の時に東京モーターショーで写真をたくさん撮ったのが最初の記憶。 今でも当時の写真は保管してある。 幼いながらも長方形の枠に被写体をバランスよく収めるように一生懸命考えていたなぁ。 高校時代には大きな天体望

          写真、はじめました。

          パーソナルトレーニング始めて2週間の成果

          2月に入って、週1ペースでトレーニングに通うようになった。 いままでに計3回の筋トレと、2週間の食事コントロールを行なっている。 現時点での成果 体重65.5kg→63.5kgとマイナス2キロ。順調な滑り出し。 体脂肪率は18%あたりを推移しているが、正直あまり信用していない数値だ。 見た目は、お腹周りの脂肪がスッキリしてきたような気がする。 代表的な食事メニューを記録しておく。 朝 納豆ご飯 ノンオイルツナonキャベツwithノンオイルドレッシング ゆで卵 (*朝は以

          パーソナルトレーニング始めて2週間の成果

          学ぶことが好きすぎる。

          いつからだろう。勉強するということがこんなにも好きになったのは。 小学校時代、算数が好きだった。 4年生の4月に算数の問題集が学校で配布され、その日のうちに1年分すべて解き終えたことがある。そのときのモチベーションは、担任の先生に「本当に!?すごい!!」って言われたいという自己承認欲求だった。 中学校時代、高校受験という明確なゴールがある中で、勉強をすればするほど成績があがり学年で1番になることができた。勉強をすればする程より理解が深まり難しい問題もわかるようになって面白

          学ぶことが好きすぎる。

          「メモの魔力」前田裕二さん講演会のまとめ 〈1月29日@アカデミーヒルズ〉

          Newspicksアカデミアのイベントに参加してきました。 このイベントは抽選で、幸運にも120名に選んでいただき、参加することができました。 前田さんは個人的にその生き方や考え方がとても好きでフォローしている方です。 前田さん登場前に、アイスブレイク的なやつがありました。 こういうの、いいですね。場が温まります。 自分で開催するセミナーでもパクりたいと思いました。 隣の人とペアになって、「叶えたい夢」について3分で話し合ってください。 ということで、いきなり初めまし

          「メモの魔力」前田裕二さん講演会のまとめ 〈1月29日@アカデミーヒルズ〉

          疑問点② 炭水化物制限をすると筋肉も落ちるのか

          さて、100歳まで寝たきりにならないことを最大の目標にパーソナルトレーニングをしてみようかと思って受けたカウンセリング。今回はいくつか湧いてきた疑問点の2つ目について考察してみる。 トレーナーが言っていた、フェーズ①を取り組む上でおこる現象。炭水化物の制限により脂肪は削ぎ落とされるけど同時に筋肉量も減るっていうのは本当なのか。 さて、またこの本に立ち返ってみる。 「医者が教える食事術 最強の教科書」 「運動をすれば筋肉がつく」というのは事実です。しかし、「食事制限でや

          疑問点② 炭水化物制限をすると筋肉も落ちるのか

          疑問点① 脂肪をとると太るのか

          医者として、外来で日々このように伝えてきた。「アブラはとっても太らない。炭水化物が太る原因です。体重を落としたければとにかく炭水化物のとりすぎに注意して、油はあまり気にしなくてもいいです」と。この根拠は僕が比較的信じている一冊の本に書いてある。 「医者が教える食事術 最強の教科書」 牧田善二著 脂肪を食べたから体の脂肪が増えるのではないということです。食べたものは、消化・吸収の過程で、新しい物質に分解・合成されていきます。脂肪を食べたから、そのまま脂肪になるというのではな

          疑問点① 脂肪をとると太るのか

          24/7 workout 初回カウンセリング

          不思議なもので、カウンセリングをしただけで将来のマッチョな自分しか思い描けなくなってきた。ちなみにまだ入会はしていない。 僕は外見上、それほど太ってはいない。しかし僕にしかわからないことがある。それは、筋肉が全然ないということと、内臓がたくさんの脂肪によって大事に守られているということだ。つまりこのまま年をとるとヤバイことになる。カウンセリングの結果、次のように段階的にトレーニングをすべきであるということがわかった。 まずは、体の脂肪を落とすフェーズ。その次に筋肉をつける

          24/7 workout 初回カウンセリング

          人生100年時代を意識した瞬間にやるべきことがみえた。

          小雨の降る凍える寒さの中、身を震わせながらその場所を探すのに時間を要した。Googleマップを見直して、それがマンションの一室にあることに気づきインターホンを押すと、さわやかな声で中へ迎え入れてくれた。 圧倒的な運動不足を自覚するも日常で支障はない。ただ毎日外来で向かい合うご高齢の方々が足腰を弱めて辛そうにしている姿をみると、数十年の時間差で自分の姿をみているような気がしてきた。 人生100年時代という。大きな病気さえしなければ、100歳まで普通に生き延びてしまう時代だ。

          人生100年時代を意識した瞬間にやるべきことがみえた。