学ぶことが好きすぎる。

いつからだろう。勉強するということがこんなにも好きになったのは。

小学校時代、算数が好きだった。
4年生の4月に算数の問題集が学校で配布され、その日のうちに1年分すべて解き終えたことがある。そのときのモチベーションは、担任の先生に「本当に!?すごい!!」って言われたいという自己承認欲求だった。

中学校時代、高校受験という明確なゴールがある中で、勉強をすればするほど成績があがり学年で1番になることができた。勉強をすればする程より理解が深まり難しい問題もわかるようになって面白さも増す。ご褒美のように成績もあがって結果として周りから認められるという、これも自己承認欲求が大きなモチベーションになっていたのだろう。

 高校時代も同様だ。大学受験というゴールを自ら設定してそれに向けてゲーム感覚で頑張る。結果として希望する大学に合格することができ、大きな成功体験になった。

幼少期から、勉強が好きな、周りからみたらちょっと変わった子だった。

さて大人になったいま、同じく勉強が好きだ。
でも、その意味合いは大きく変わっている。

まず、なによりも「べつに勉強をしなくてもいい」という環境だ。
1ヶ月後に期末テストがあるわけでもなく、1年後に受験が控えているわけでもない。
そんな中でも勉強をするというプロセスはこうだ。

なにかに興味をもつ
 ↓
それについて本やWebコンテンツを探して学ぶ
 ↓
アウトプットすることで理解を深める

これがとてつもなく楽しい。
明らかに、学生時代における「与えられる勉強」とは違う。
自ら獲りにいく勉強だ。

さらに、勉強というのは「日常」という気にかけなければ素通りしてしまう事象からもできる。
事象を素通りさせずに捕まえる。その事象を自らの課題や問いに当てはめて深掘りしようとする。途中で分からないことがあったら調べる。これも立派な勉強だ。

そう考えると、幼少期の勉強は「自己承認欲求」がモチベーションになっていた一方で、大人の勉強とは「自己成長」のためのものだと言える。
さらに前者は「お題」が提供される勉強であり、後者は「お題」を探すところから始める勉強だ。 
後者の勉強が人生を豊かに楽しくすることは間違いない。

Weekly Ochiai 【学びをアップデート】

そんな中、毎週かかさず観ている「Weekly Ochiai」で【学びをアップデート】というテーマのディスカッションが行われた。
1月30日、六本木まで観覧に行ってきた。
ちなみにNewsPicksアカデミアに入っていると観に行くことができる。

いわゆる「大人の学び」についてディスカッションされた。

20代まで
受験勉強スタイルから離れ、仕事から学ぶことが大切。その際にポイントとなることは、「向いていることを、圧倒的な量こなす」ということ。
一方で、思い切り仕事をすることができない時代でもあるみたい。いわゆる働き方改革で長時間勤務が悪とされるようになってしまった。
「石の上にも3年」という言葉があるが、モノによって習得できる期間は異なるため、「石の上にもn年」が正しい。
30代
めんどくさい年代(笑)。オッサンとは思っておらず、思春期という自己評価のボラリティが高い年頃の延長になっているのだそうだ。
世間的には会社である程度の役職につかされたり、家庭を持たされたりと、半強制的に「固める」が望まれる。それをあえてほぐさないといけない。
安定する(整ってくる)=諦めると考えると、果たして幸せなのか。

ちなみに「家庭を持つ」ということの学びに与える影響についてよいコメントがあったのでTweet。

40代
あとまだ40年もあると考えないといけない年代。自分を主語にしないというクセがついてしまいがちなので、あえてたくさんの意思決定をすべきだと。
そして、「七並べ的」な勉強法がよい。つまり、自分の専門とする分野から、横・縦・斜めにというように展開していく。

最後に、なによりも大切なのはやはりアウトプットすることだ。
アウトプットとは、学んだことを自分の中で加工して出すこと。
時間とエネルギーを使うけど、ここまでやって勉強だ。

アウトプットの方法は
・誰かにしゃべる
・ノートにまとめる
・ブログを書く

ということで、僕は極力このnoteに出し続ける。

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