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あなたが痩せられない理由、マッチョになれない理由[賢い減量・増量]

はじめに

あなたがダイエットを始めようとするとき、もしくはもう始めているかもしれませんが、まず何をするでしょうか?世の中はいま情報に溢れていて、「ああ、痩せたいな」と思った時にインターネットで「痩せたい」とでも検索すれば何万のもサイトがヒットすると思います。知りたい情報をすぐに手に入れられるなんと便利な時代です。しかしその一方、色々な情報がありすぎて困ったことはないでしょうか。「運動すれば痩せる!」と書いてあるのもあれば「運動しても痩せない!」と書いてあるサイトや本もあります。どちらが正しいのでしょうか?
筋トレに関して言えば、セット数、レップ数、種目数、種目の種類、インターバル、トレーニング時間、トレーニング頻度、食事のPFCバランス、食事タイミング、睡眠などなど異なった情報が飛び交いすぎてどれを信じていいのか分からなくなりますよね。

本題

ずばり結論から言って、痩せられない、筋肉をつけられないのは『考えていない』からです。「このサイトに書いてあったから筋トレは10回3セット!」「あのモデルがこうしているから夜は炭水化物を食べない!」「この研究でこうなっているらしいからこう!」「テレビでこれがいいってやってた!」このように何も考えずに成功しようとしていませんか?

私たちの性格がひとりひとり違うように骨格も筋肉のつき方も痩せやすさも太りやすさも人によって全てが異なります。つまり効率よく痩せたり筋肉をつけたりするには情報をそのまま行動に移すのではなく、「なぜそうなるのか」を批判的に考える必要があります。その上で自分レベルに落とし込んで実践し、継続しなければいけません。なぜ10回3セットが良いと言われているのでしょうか?なぜ炭水化物を抜くと痩せると言われているのでしょうか?まず糖質と炭水化物は何が違うんでしょうか?

本当に効率的に痩せたりバルクアップしたかったら、一見遠回りに見えるかもしれませんが、実は栄養学や解剖学を勉強して基礎的な知識を身につけることが1番の近道です。原則を理解せずに情報を取捨選択することはできません。痩せようとしている人が食べる時間、回数、質、PFCバランスにいくら気を遣ったところで食べすぎていたら痩せられませんよね。足し算や引き算のできない人が微分積分をやろうとしているのと同じです。まず「どうして痩せるのか」「どうやって筋肉が大きくなるのか」「なぜ力が強くなるのか」こういった超基本的なことを大雑把でも理解しておくだけで効率は格段に上がります。

情報の真偽の見極めができていても、理論や研究を絶対だと思っている人は多いように感じます。ダイエットやトレーニングにおいてはさまざまな研究がなされていていろいろなデータがありますが、研究はあくまで研究です。被験者とあなたが全く同じ条件ということは絶対にありません。だから研究で「これは〜より良い」という結果が出ていてもそれはあなたもそうしたほうがいいということを意味するわけではありません。例えば「デッドリフトは広背筋に効くのか」論争を例に挙げると、筋電図的に広背筋の活動が小さかったとしても、自分の背中がデッドリフトで広くなったとしたならそれは誰がなんと言おうとその人の広背筋には有効なエクササイズだと言えます。テレビでやっていた「マヨネーズで痩せた人」も、現に痩せているのだからその人には有効なのです。しかしここで注意しなければいけないのは、もっと有効な方法が存在する可能性です。マヨネーズでダイエットする人やジャンクフードを食べても太らない人がいるのは事実ですし、実際に可能です。しかしそれが最適かどうかはわかりません(個人的には非効率的だと思います、僕だったらやりません)。考え得る全ての選択肢を試した上で(試しながら)自分に最適な方法を知ること、そして継続してみることが大切です。体型というのはすぐに結果の出るものではありません。焦らず信じて続けてみることも必要です。

まとめ

①勉強
②考える
③実践
④継続

減量・増量に絶対的な正解はありません。他人のモノマネをするのはやめて、頭を使って自分で最適解を見つけ出してみてください。どうせやるなら何事も賢く、効率良くやった方が良いし、おもしろいと思います。

さいごに

体型は人それぞれで本来他人と競うものではありません。憧れを持ちすぎて体と心の健康を失うのは本末転倒です。本当に必要かを始める前に考えてくださいね。

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