マイナス

猫が伸びてく午後の
壁の落書きみては
斑模様 色 垂らしては
マーヴリング あの人混ざる

自動改札開き
出走していく我ら
終りなき終着点を
見つけてもまだ続いてく

此処が何処なのかは
誰もわかりはしない
見えるものは皆 疑わしいわ
空に向かい唾吐きかける

影は揺れに揺れて
確かなことは何もない明日

過去の苦しみは
ななな 夏が燃える盛夏
飛び上がる花は一瞬 ン

時を翔る東京
谺 周波数からは
伝わりそうな気がした
消えていくは無知なエレキ

ココア飲んでいるのは
子ども緩やかに眠りにつく

やって来たのは
ままま ままのママ 女
飛び込むベッドは瞬間 ン

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