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入山章栄教授が考える発達障害

incluvox〜インクルボックス〜》では、テレビ東京ワールドビジネスサテライト、テレビ朝日報道ステーションなどでコメンテーターをされている、早稲田大学ビジネススクール入山章栄教授に、発達障害・ダイバーシティ人材とイノベーションの関係を伺いました。
入山教授によると、解説を務めた訳書「両利きの経営」にある「知の探索」には「ダイバーシティ人材こそ、イノベーションの鍵」という解釈があるとのことです。また、企業は「発達障害やダイバーシティの理解と適切なマネジメント」をしなければ競争力を失う可能性もあるということです。

野村総研 知的資産創造2021年3月号より

発達障害者の活用に成功した海外の事例


野村総研が2021年に発表したレポートによると、マイクロソフト、ゴールドマンサックス、デル、P&Gなど多くの海外企業では、発達障害人材を一般雇用枠で採用し、競争力のある戦力人材として活用しています。
またヒューレット・パッカード エンタープライズは、発達障害を十分理解した採用とサポートチームを組成し、チームで業務にあたったところ、他のチームより30%高い結果を出しました。

野村総研 知的資産創造2021年3月号より

また、レポートの中で著名な組織心理学者のTimothy R. Clarkのレポートを引用し、企業はインクルーシブなステージを獲得した先に、イノベーティブなステージに到達すると説明しています。
これらのことから、入山教授の主張する「発達障害・ダイバーシティ人材とイノベーション」には、非常に高い相関性があると言えます。

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