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茶の湯基礎用語02|2種類のお菓子

(投銭制 note です)
茶道のお稽古のお楽しみはなんといってもお菓子です。
毎回どんなお菓子が頂けるかなとわくわくしてお稽古に出掛けます。

さて、このお茶席で出されるお菓子には、大きく二種類あります。

主菓子(おもがし)と干菓子(ひがし)。

それぞれ説明しますね。

主菓子(おもがし)
本来は濃茶(こいちゃ:こ~い抹茶)のまえに頂く生菓子。
具体的には、練り切り、じょうよう饅頭、きんとん、葛菓子など。
干菓子(ひがし)
本来は薄茶(うすちゃ:いわゆるお抹茶)のまえに頂く乾いたお菓子。
具体的には、落雁、和三盆、せんべいなど。


主菓子は、いわゆる和菓子からイメージされるものですね。あんこが使われているものが多いです。
干菓子は、乾燥していて口の中で溶けていくようなものが多いです。せんべいは溶けませんが。

主菓子は濃茶に、干菓子は薄茶にと紹介しましたが、
実際には、薄茶に主菓子が使われることもよくあります。
飲食店や観光施設などで「お抹茶セット」を頼むと「薄茶+主菓子」が提供されることが多いようです。
…なので、もし「薄茶+干菓子」が出されたら、がっかり(?)せずに、ちゃんと茶道の決まりごとに沿ったものが出されたのだと思ってくださいね。
(干菓子も美味しいし、高級でそれなり値も張るのですが、主菓子と比べると、ついついがっかりしていまう…)

濃茶、薄茶の違いについてはコチラをどうぞ!

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