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with グリーフ⑫「父親が死んだ日:2/2」(父とチャンネルが合う)

ごきげんよう🍒アカチェリーナ4世です🤙🏻👈🏻

三連休最終日、皆さんどうお過ごしですか~?
私はその辺に生えてるどくだみを摘みます~🌿笑

では本編スタート▶️


🌿



父親が長期入院生活で
家に帰りたいとずっと言っていたので

母親の希望で
少し長く家に置いておいてやりたいとのことで
5日間くらい父親は家にいました
(ドライアイス代がエグイことになってた)

父親が倒れてから
何年も経って

その間に極貧生活の中で
持ち家は差し押さえられて
私たちは借家に住んでいました

父親が帰りたかった家ではなく
一度も足を踏み入れたことのない家です


私はなんだか
父親との別れを惜しむように
常に父親のそばにいて
母親と交代で寝ずの番をしました

(仏教で、死んだ人を火葬するまでは
線香を絶やしたらいけないってやつ
死んだ人も寂しがるから誰かは寝ないで
そばにいてあげようって意味もある、と思う)

全然寝なくても平気で
感覚がマヒしてました

隠しちゃうのがなんか嫌で、顔に布も掛けなかった


ただ
家のすぐ近くが
札幌で有名な心霊スポットなので
寝ずの番って
夜とかちょっと怖いよねやっぱり笑


そして死んだ父親に
色んな事を話しかけました
「ごはんここに置いとくよ~」とか
大したことないことばかりの日常会話です

まるで父親が生きてそこにいるかのように
接しました


不思議なことに
身内の遺体って全然怖くないし
気持ち悪くもないんですよね


死んでしまってからなんだよ
生きてる時にやってやれば良かったじゃん
と思ったりもしましたが

私は母と一緒に父親のお見舞いにずっと行っていたので
この10年近く、何もしてなかった訳じゃないと言い聞かせてました

あと父親が死んだ日1に出てきた
「ありがとうございました」親族のあいつよりはマシだな
と思いました。比較したくもないが笑

ちなみに
あいつは父親が死んでからも
当然寝ずの番なんかしないし
父親の遺体にも必要最低限しか
近寄ろうともしませんでした



この寝ずの番の時の恐怖系の思いをもとに
お通夜
という曲を当時作りました
変な曲だったのに、謎に人気ありました笑


葬儀について家族・親族で決めている時に
母親に三途の夢の話をしました

母親に「なんですぐ言わないの!見た時すぐ言ってくれれば、
すぐに病院に行ってお父さんに会いに行ったのに」

と言われ

私は自分が夢のことを言わなかったせいで
父親の死に目に誰も会えなかったのかもしれないと
自分を責めました



それから不思議なことが起こりました

毎夜毎夜、父親の夢を見るようになったのです


夢の中の父親は「三途」の時と打って変わって
暗く、うつむいて、絶対に一言も話しませんでした

私が夢の中でいくら父親に話しかけても
一言も話さず

母親と親族同士でケンカをしているのを
父親と一緒に暗い所から見ている


そんな夢を見て、母親に話すと
実際に前日の夜に私が寝た後
親族同士でケンカしていたと言われたりして

「お父さんが見ている」

と思ったらしく、皆バツが悪そうにしていました
(しかしケンカはやめない模様)


無言の父の背中が悲しそうだった

私は夢の中の父親が話さないことに関して
49日という概念がありますが
それが終わるまでは生きている人と話をしては
いけないんじゃないか

とまたもや勝手な仮説を立てだして笑


話すことでその人(この場合は私)に悪影響があるとか?

よく夢で三途の川を一緒に渡ろうと故人に言われて
返事してしまって、渡ってしまうと死ぬとかいいますけど
それが起こるんじゃないか

だから父親は決して私に話しかけないんじゃないか

って解釈してました


父親が夢に出てきて
残された者たちの醜い言い争いを
暗いところから見る

知らない先祖の人たちとテーブルを囲って
楽しそうにご飯を食べている父親を離れた所から見る

この夢は実際に49日あたりまで続きました

私はこの珍現象を
「父親と自分のチャンネルが合った」
んだと認識するようになりました
(オカルトめいた方向に…笑)


これを理系の人に話したら
こんな仮説を話してくれました

難しい話になっちゃうんですが

人間の脳で情報が伝わる仕組みとして
神経細胞の先の樹状突起という部分から
インパルスという電気信号が出て

それを別の樹状突起がキャッチする
というリレーみたいのを繰り返して
情報伝達っていうのは行われてる
らしいんですよ(理解度60%)

モールス信号みたいだなと思ったり



それで、父親が死んだ時に
父親の脳内で発せられた電気信号は
キャッチする機構がすでに働いてなくて
電気信号はそのまま脳の外に出たとか?

それを私がたまたまキャッチできたんじゃないか
というもの

電気信号は死後すぐに消滅せずに
しばらく空間にとどまってるんじゃないか?

もしそうだとしたらその間
生きてる人間がその電気信号を受け取ることが
できる可能性があるんじゃないか

なんてほとんど妄想の笑
謎の仮説を立てて

テレビとリモコンの関係みたいじゃない?と思って
やっぱり
「チャンネルが合った」という表現はぴったりかもな
と思いました

恐らくチャンネルが合うきっかけは
三途の夢を見た時に
私と父親がお互いを認識した
あの瞬間なんじゃないかな?

なんて考えたり…

なんでもない時ならおかしいこと言ってるって思うけど
大切な故人となんでもいいからつながり続けたいって思う
こんな非常時なら
こういう風なこと考えるのもおもしろいよね

親子だから、『特別な絆があった』
っていうのでもいいんですが
科学的に考えたらこんな理由がつかないかな?
って話でした~笑


母いわく、私は父親に一番性格が似ているらしい
(悲しい事に顔も似てる😭)

また、親子なので、
脳の情報伝達に使われる電気信号の種類が似ていたのかもしれない、かもしれない
なんて考えたら面白い
(なんかオカルトめいた話になっちゃったけど笑)





*********巻末CM**********
タイでプチ修行できるって聞いて行ってみたい
アカチェリーナ4世ですが

真面目な面もあってですね
普段はシンガーソングライターとして
『辛い気持ちを口にだして伝えていくことで
皆で自分の辛い気持ちを言えるようになろう』と
いうメッセージを発信しています

公式HPにたくさん自分の気持ちを載せているので
見に行ってみよう

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