震度7の地震の後も住み続けられる家を造るために。
こんにちは!熊本県で住宅アドバイザーをしている堤です!
前回は、地震に強い家の見極める方法で、
耐震等級に関するお話をさせて頂きました。
(耐震等級について気になられる方は、こちらの記事をご覧ください。)
その記事の最後に、地震に強い家を見極める方法は、
「耐震等級3の認定を取得されているかどうか」と質問してみること
とご紹介させていただきました。
そこで、今回は、その理由についてお話させていただきます!
【前回の復讐】
★ 耐震性能は、気にが定める認定制度により、
三段階で表示することができる(耐震等級)
(耐震等級1 < 耐震等級2 < 耐震等級3)
★ 耐震等級1は建築基準法レベルで、震度7程度の地震でも、
倒壊しない程度の強さ。耐震等級3は、その1.5倍の強さ。
★ 耐震等級には「認定取得」と「相当」があり、
第三者機関の検査を行い、認められたものが「認定取得」
建築士の経験より、おおよその予想で判断されるのが「相当」
ここまでのお話だと、
「耐震等級1でも、震度7の地震がきても、壊れないんでしょ?」
「だったら大丈夫じゃん。」
と思われませんか?
実は、私もそのように思っていました…
ですが、こちらの動画をご覧ください↓↓↓
(お時間がない方は、9:46~ご覧ください)
いかがでしたか?
想像していたものと違ったのではないでしょうか?
実は、建築基準法での耐震性能(耐震等級1)は、
一度の震度7の地震に対して、倒壊しないことを基準としています。
つまり、命を守るため、倒れないことは考えていますが、
その後住み続けることまでは考えられておりません。
しかし、熊本地震では、震度7の地震が2度続けて発生しました。
その結果、動画内で紹介されたように、耐震等級1の建物の中には
大きな被災を受け、命は助かったけれども、その家に住み続けることが
できなくなってしまった事例がございます。
それに対し、当時、震度7を観測したエリア内に存在した、16棟の
耐震等級3の家は、14棟が無被害、2棟が軽微な補修を行うことだけで済み、
今も同じ家に住み続けています。
地震が発生した後、新しい家をもう一度検討することと、
その先も同じ家に住み続けられること。
皆さんは、どちらの方がよろしいでしょうか?
私としては、地震が起きても、安心して暮らし続けることができる家
を選んでいただきたいと思っております。
だから、
耐震等級3の認定を取得している住宅を選ぶことを強くオススメします!
いかがでしたでしょうか?
地震の多い日本だからこそ、安心して暮らせる住宅を選びましょうね♪
さて次回は、「家の中にいるのに白い息…そんな家に住みたいですか…?」
についてお話させていただきます!
どうぞ、よろしくお願いいたします。
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