マウンティングおじさんへの道
ここ数年、SNSで自分の意見をどんどん発信できるような時代ですね。
僕は平成9年に生まれたので、高校に入学する前からLINEを使っていましたし、スマートフォンを持つようになってから様々なSNSに触れてきました。
そんな中でもTwitterは、特に日本では絶大な人気を誇っていますよね。
歴史的に見て、140字の文字制限は、五七五の短いリズムで感性を表現する、日本語特有の美しさにマッチしたお陰かもしれませんね。
ですが、Twitterを覗いてみると、たしかに美しい言葉遊びや、面白ユニークなツイート、綺麗な絵や写真がバズっているのもよく見かけますが、それよりも炎上やマウンティングが目立つ気がしています。
誰でも匿名で気軽に発言ができるようになった弊害かもしれませんね。
その中で今回気になったのが、この「マウンティング」という行為。
これって、知らず知らずのうちに誰でもやっちゃう危険性があるのでは?ということで本日この記事を書いています。
まずは、他人にマウンティング行為をしてしまう心理的要因を個人的な見解を元にいくつか分けてみます。
1.相手を打ち負かしたい
これに関しては、明らかに意識的に、相手より優位に立ちたい、自我の強い人が行ってる気がします。
やっぱり自分の専門分野なら負けたくないですもんね。気持ちはわかります。
2.自分の居場所を確保したい
これは1に通じるものがあるかと思いますが、もっと消極的。自分よりも専門分野に詳しい人が現れたときにそれを極度に嫌がる傾向がある気がします。
自分の居場所を守るため、他人の言動によって傷つきたくないためにマウンティング行為を行う。これも気持ちはわかります。
3.教えてあげたいという善意
これ、意識高い系の人がやりがちな印象。数年前のセンター試験の現代文にも出てきたのですが、「教えてあげる君」とそこでは表記されていました。
最初は教えてあげたいという善意の気持ちからですが、無意識に初心者や知識の少ない人にに対して「こんなことも知らないの?」というリプライはTwitterで日常茶飯事なくらい目撃します。
僕が思う、マウンティング行為をしてしまう心理的要因は、ざっくり大体ここに当てはまると思っています。
こんなことを書いている僕も、実は以前、無意識的にマウンティング行為をしてしまいました。(気づいたときは顔から火が出るほど恥ずかしかった…。)
具体的な事例を書くと、
Twitter上で、天の川の写真でバズっているツイートに引用RTをして「なんでこの程度のクオリティでバズるのかわからない」
という内容の書き込みをしてしまいました。
これって明らかに、2 の行為ですよね。
自分の居場所を守りたかったんだと思います。
しかも、そのあとに、
「この投稿主を成長させるためには、肯定意見しか受け付けないようじゃダメだ。」
なんて、他人の分際で厚かましいことまで言ってるんですよ。なんてダサいんだ……。
そのときは、カメラではなく、別の趣味でのアカウントであったため、天の川の写真を日常的に投稿する人が僕以外いませんでした。
そのことも相まって、勝手に評論家を気取っていたんでしょうね。恥ずかしい…。
そんな失敗もあって、マウンティングというのは、意識的に行っている人もたくさんいるけど、無意識に相手を不快にさせている可能性もあるということに気づきました。
井の中の蛙大海を知らず
っていうことわざありますよね。
これってSNS時代にすごく則してるなと思います。
世界人口70億人に対して、ネット人口は40億人と言われています。
対してTwitterの国内アクティブユーザー数はこちらを参照にすると、4500万人(2017年10月時点)。そこから自分がフォローしてるタイムラインなんて、ほんの一握り。
そんなところで評論家気取って他人にマウンティング行為をするなんて、もう恥ずかしくてできません。
ということで、このデータを頭に入れながら、井の中の蛙にならないよう、今後も謙虚に成長記録をつけていこうかなと思います。
読んでくださり、ありがとうございました。
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