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ステーキは”何分熟”がお好き? -焼き加減を中国語で!

先日、中国の人たちと食事。カジュアルなレストランだがステーキ(牛排=niúpái)があったので、たまには贅沢を、と注文。

ウエイターが訪ねる。「焼き加減は、いかがいたしましょうか?」

英語なら、How would you like your steak? などだが、中国語では、こんな感じだろうか。

“您要几分熟?”  

(nín yào jǐfēn shóu =ニン・ヤオ・ジーフェン・ショウ)

そう。”熟”の度合いはどうしますか、と聞くのだ。「熟」はどれだけ火が通っているか。その逆の「ナマ」は、日本語と同じく「生shēng」だ。

ちなみに発音は、「熟」という字は、辞書ではshú(シュー)で、例えば「成熟」はchéngshú、などと、shúと読むが、口語では、shóu(ショウ)というのが普通のようだ。特にどれだけ焼けているかどうかという時の「熟」は。

さあ、答える時はどうしよう。

生から順番に、レア(rare)、ミディアム・レア(mediaum-rare)、ミディアム(medium)、ウェルダン(well-done)(などの)段階がある。

私はレアが好きなので、英語では、I'd like it rare, please.などと言うだろうか。

さて、中国語では・・こんな感じだそうだ。

レア→ 三分熟  
(sānfēn shóu)

ミディアム・レア→ 五分熟 (wǔfēn shóu)

ミディアム→ 七分熟  
(qīfēn shóu)

ウェルダン→ 全熟  
(quán shóu)

例:「レアでお願いします」→“我要三分熟。(wǒ yào sānfēn shóu)

へえ。3、5、7と数字で言うのか。ただ、レアを3ではなく1分熟、ミディアムは7ではなく5分熟というなど、諸説があるようだ。

ところで、今回のステーキは私がレアだったのに対して、一緒に食べた中国の人たちは、ミディアムとウェルダンだったのだが、これまでも、中国人は伝統的に「生」に近い食品を食べることに抵抗があるんだなあ、と感じることが多かった。衛生面の警戒感もあるのかもしれない。

広い中国。もともと場所によって食は全然違うし、最近は大都市や若い世代、また沿海部などを中心に食習慣は相当変わってきているようではあるけれど、地方都市や田舎に行くと、やはりまだまだ。

海鮮もそうだし、みんなで肉を焼いても、ちょうど良いと思って取ろうとしたら、“还没熟呢!(háiméi shóu ne.=ハイメイ・ショウ ナ=まだ焼けてないよ!)"と、叱られてしまうようなシチュエーションも、何度か経験したっけ。

今日は、ここまで。

生と言えば、無性にあれが食べたくなった・・・TKG!
そう、明日は、私の大好物で、日本人のソウルフードでもある (?)「卵かけご飯」を食べよう!

(卵かけご飯は、「生鸡蛋拌饭(shēngjīdàn bànfàn=ションジーダン・バンファン)」などと訳そうか。英語では・・raw egg on rice!?)


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今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
AJ 😀



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