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桜を観ない春なんて! 週末だけは勘弁してほしい 「菜種梅雨」

「菜種梅雨(なたねづゆ)」。なんと味のある言葉。
3月、菜の花が咲く頃に連日降る冷たい雨のことをこう表すそうで、まさにこの週末がそれであるようだ。が、週末は勘弁してほしい!

今年は、仕事の関係で満開の桜をちゃんと見ることができず、この週末こそが最後のチャンスだったのに、土日ともにしっかりと傘マーク。

土曜日の午後。まだ曇り空だが、雨がちょっとやんだようだ。もしまた降ったとしても、夜桜ならば、写真を撮っても天候にそんなに左右されないはず、と向かったのは、去年訪れて感激した、新宿高層ビル街にあるお寺の大枝垂れ桜。

(その時の記事と写真は、こちら↓↓)

さあ、門前に来た。あれ、なんか違う。

門をくぐると、ガーン!
真っ暗だ。枝垂れ桜がライトアップされてない。
まだ6時過ぎだからか。

いや、違うみたい。
ビルを背景に暗闇に柳のように立っている桜をよく見ると、花があまりついてないように見える。ここのところの風雨でかなり散ってしまったのか。だからライトアップされていなかったのか。去年は3月30日頃に来て真っ盛りだったのに。

がっかり!
楽しみにしていただけに、すっかり気持ちが萎えてしまった。

門の外にある桜を見ながら、とぼとぼと帰る。ビルの谷間に降り注ぐ滝のような大枝垂れ桜を楽しみにしていただけに、ショックは大きい。

きょうは、いや、ちょっと大袈裟に、今年はなんか損したような、そんな気分だったが、よく見ると、この門前の桜だって、実に綺麗じゃないか。

そして、ここに来る前に立ち寄った新宿中央公園。
こちらも、桜はかなり散っちゃっていて、バックが曇り空だったけれど、それはそれで情緒があったではないか。

濡れた地面に、ベンチに、花びらが貼り付いているのも、悪くないじゃないか。

次の主役の春の花に見送られている桜も、いとをかし、だ。

いやあ、これを見て、ガッカリとか言ってたらバチが当たる。

雨に濡れた土と草の匂いを嗅ぎ、散りゆく桜を見ながら、今日は、季節の変わり目を感じた一日だったのだ。

・・と、納得しながらも、どこか他のメジャーな花見スポットで、まだ散ってないところがあったら、明日の日曜日に、雨でもなんでも行ってみようかな、と欲も出てしまうのであった😀


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きょうも最後までお読みいただき、ありがとうございました。
AJ 😀

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