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逃げる:8. 旅先・外出先で避難する

写真は別府から由布院へ向かうバスの中から撮影した風景(撮影2020年1月)。由布岳が火山であることがわかる岩がところどころ見えていますね。

こんばんは、あじさいです。国内外を旅するのが大好きです。
今年は当分お預けです......近場で魅力発見します。

「逃げる」シリーズの最後は、「旅先・外出先で避難する」をテーマにお伝えします。

自宅では備蓄しているし、お仕事をされている方は職場でもある程度の備えがされていることと思います。さて、問題は、旅先・外出先!キャンプや登山をする場合は別として、基本的に非常時の備えは持ち歩いていないことが多いですよね。楽しい楽しい旅行、お出かけ!……残念ながら、そんなときでも地震は発生します。身近な場所ではないから、心細いし、どこに避難すればいいのか、どうすれいいかわからない、早く自宅に帰りたい……さて、そういうとき、どうすればいいのか?についてお伝えしたいと思います。

**あじさいが、人生で唯一、自然災害で自宅に帰れなくなったのは、東日本大震災のときでした。揺れと同時に部屋のドアを開けて、デスクの下に隠れながら、「継続時間が長い波だな。ついに、関東で大きな地震が発生か。」と思いました。情報はラジオだけ、携帯電話はつながらず、連絡が取れるようになったのは夜になってからだったと記憶しています。当時は、大学院から自宅まで2時間かかるため当然帰宅できるわけもなく、友人宅に泊めさせてもらい、翌日、身一つでバイト先に直行しました。**

旅先・外出先では圧倒的に○○がない!

旅先・外出先では、観光地について、美味しいもの(名産品、お酒)については調べていると思います。スマホで情報を検索したり、ガイドブックを見たりして行きたい場所にたどり着くことが多いかと思います。残念ながらその場所について詳しくないことが多い……

そうなんです。いつも、住んでいる場所に比べて圧倒的に足りないもの......

それは情報です。

旅先・外出先では、わからないことだらけ。

旅先・外出先で地震に遭ったら……

では、旅先・外出先で地震にあったら、どうすればいいのでしょうか?大まかな流れは以下の3ステップです。旅先で地震に遭遇された方のブログを読んでいて、場所の違いはありましたが大体この流れでした。

1.まずは身の安全を確保しましょう。

ガラスなど降ってくるものから身を守って安全を確保しましょう。

2.安全な場所に避難しましょう。

場所によっては避難誘導があるところも。その場合は避難誘導に従いましょう。ガラスや飛来物などが飛んでない場所、広場などに移ります。広場に移ってから、その後、帰宅困難者用に開設された「一時避難場所」に移ることもありますし、滞在先のホテルにいられる場合はホテルに留まるということも考えられます。

一時(いっとき)避難場所とは?
発災から72時間(原則3日間)程度まで帰宅困難者を受け入れる滞在施設です。集会場、庁舎やオフィスビル、ホテル、学校等で開設されていることがあります。
出典:内閣府 大規模地震に伴う帰宅困難者対策のガイドライン(2015)

3.情報収集、帰宅方法を検討しましょう。

ラジオ、テレビ、インターネット等で、現在の状況、帰宅に必要な交通手段等の情報を収集しましょう。電車は止まっているけど飛行機は飛んでいる、飛行機は飛んでいないけど高速バスなら走っているなど、代替輸送手段があるかも含めて調べましょう。また、ご家族等に状況を連絡しましょう。

3つの覚えておきたい、用意しておきたいこと

では、旅先で地震に遭った場合、何があれば安心でしょうか。

3つお伝えしたいと思います。

1つ目は現金です。今は電子決済やクレジットカードを使えば現金を持たなくても行動できるかと思います。旅行先、特に、都市部から離れる場合は現金を使うことの方が多いですし、地震発生後は電子決済ができないこともあります。そのため、現金を持ち歩くことをお勧めします。

2つ目はスマートフォン、タブレット、携帯電話のモバイルバッテリーです。情報を得る手段には電源が必要なので、持ち歩けるモバイルバッテリーを持ち歩くことをお勧めします。モバイルバッテリーって最近、けっこう安価で(1,000円~)、軽量なものが売られているんですよね。

3つ目は外部との連絡、信頼できる情報の確保です。旅先で身内がトラブルに巻き込まれた、事故に遭った、災害に遭ったというのはやり心配です。外部と連絡を取るようにしましょう。地震発生後、携帯電話はつながりにくいので、SNSやLINEなどを利用して連絡することをお勧めします。

また、信頼できる情報の確保も大切です。被災地はどうしても混乱して情報が錯綜しがちです。ですので、信頼できる機関の情報(たとえば、気象庁、鉄道会社など)を入手しましょう。電車が動いている、止まっているの情報はTwitterなどのSNSでもいいと思いますが、どうしてもデマ情報が出回りやすいんですよね。。「?」と思ったら、一度画面を遠ざけて深呼吸してみましょう。「はい、ふーっ。」

事態が収束したら、また行きたいなぁ。熊本、大分。山形で美味しい日本酒が飲みたい。。。

最後まで、ご覧くださいましてありがとうございました!

あじさい

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