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目に見えないものをどう定義するか?

カッコ良さそうなタイトルを付けてみたけれど、今日は『幽霊』の話だ。

みなさんは『幽霊』って殴れると思いますか?(笑

「いきなり何を言い出しているのだ、こいつ」というパターンがたまに顔を出してきますね私のnote(笑

いやこの前「パラノーマル・アクティビティ」という映画を見ましてね。

ざっと説明いたしますと、こんな感じです。

カップルの住む家で超常現象が起こるので、原因を究明するために彼氏がハンディーカメラを購入。そのハンディーカメラに映る映像だけが、そのままスクリーンに映し出される手法で作られたホラー映画。

寝静まったあとにも撮影されるカメラ。薄暗いベットルームに動くものはなく、右下に写しだされる時間だけがシステマチックに進んでいく。しかし、その瞬間、前触れもなくひとりでにドアが……!

みたいな、限定されたシチュエーションならではの恐怖感が味わえる作品ですね。大変怖くて非常に結構。

100万円足らずで作られたのに、全米興行収入1位になったり、スピルバーグがリメイク権を買ったけど、「本作の怖さを超えられないから」とあきらめたらしい、とか逸話が沢山あります。

そして、作中彼氏が

「かかってこいよ!」とか
「出てこい!」

とかって言うんですよね。この「幽霊に対する扱い」が、なんだか違和感があるなぁって思うんですよ。

だって、上のセリフだけ聞いたら、そこら辺の不良に言ってるみたいじゃないですか?(笑 見つけ出して、首根っこをひっつかまえてぶん殴ってやろう!って思ってるに違いない。殴る気まんまんだ。

『IT』とかでも、呼称はあくまでも「IT(それ)」だけれど、最終的には、子供で寄ってたかって殴り倒してたし(笑 
やたらとモノモノしている。これは向こうの幽霊の扱いなのだろうか?そんな疑問がわいてくるわけですよ。

はたして、日本だとどうなるだろうか?

と考えると、超常現象にたいして「来ないで!」とか「やめて!」はあると思いますが、現象というか症状というか……あんまり『実態』があるとらえ方をしてないんじゃないでしょうか?

まあ「俊雄君」みたいに、かなり形になっているものもいますが、俊雄君を殴って解決したという話は確かなかったはずだし、退治するなら「お祓い」とか「恨みの原因究明」とか、物理とは言えない解決が基本な気がします。

やっぱ、火葬と土葬の違いとかなんですかね。
日本ゾンビいないしね。

小野不由美さんの『ゴーストハント』でも、「日本と海外の幽霊観の違い」の話が出てきていましたが、この手の話がまとまっていて軽く読める書籍はないだろうか。

今度探してみよっかな。

関係ないけど、『ゴーストハント』は軽くて楽しいからみなさんもぜひ。『十二国記』は読んだことがあるけど、こちらは読んだことがない、という方。一度、手を出してみる価値ありますよ。

絵柄も古臭い「ティーンズハート版」の方が思い入れあるんですけど、こっちはこっちで大きく加筆されてて良いです。


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