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今年も行ったよ!『森、道、市場 2021』【音楽フェス】【参戦レポ】

去年はコロナの影響でおしくも中止され、そこから1年がたちまして。
緊急事態宣言は解除されていないなか、今年も開催は危ぶまれていました。しかし屋外であること、対策をきちんとすること、音楽フェスでは感染者は出ていないことなどから今年は強気に開催決定! やったー!!

そんなわけで行ってきました、『森、道、市場 2021』

2021年11、12、13日と3日開催でしたが、私が行ったのは12日土曜日になります。今日はその体験レポと、ありあまる魅力について書いていこうと思います!


👉ありあまる『森、道、市場』の魅力

『森、道、市場 2021』というフェスは愛知県は蒲郡市で行われる音楽フェスです。最大の特徴は、この名前にも表れているとおり、「市場」であること!

通常のフェスでも食べ物の店は沢山あるものです。しかし『森、道、市場 2021』では、食べ物に負けじと「モノ」の店が多いんです。それもどれもハンドメイドのような独特な風合いの店がひしめいていて、さながらクリエイターズマーケットのよう。

では食べ物も店が少ないのかと言えばそういうわけではありません。

広大な敷地を使って、食べ物も雑貨もこれでもかとばかりに出店しており、音楽フェスとしても立派でありながら、音楽を見なくても十二分楽しい。いや、むしろ店を見ているだけで1日終わってしまうというくらい沢山の店が出店しているのです。

公式アナウンスによるとその数500店舗以上とのこと。
日本の4大音楽フェスに数えられる『ロック・イン・ジャパン・フェスティバル』でもお店の数は100程度。いかにその数が多いかわかると思います。

また店の出店数が多いせいか、チケット代もたいへんお安くなっております。
コロナの影響か、今年はおととしよりもだいぶ値段が上がったんですけど、それでも土曜日の1日入場券が5500円。『ロック・イン・ジャパン・フェスティバル』の1日券は14000円です。ほとんど3分の1! とってもリーズナブルです。(ちなみに一昨年は3200円でした……驚きの低価格!)

大好きな音楽を聴きながら、市場の楽しさを味わうことができる。海辺というロケーションも、6月という時期も最高。そんな贅沢の掛け算が『森、道、市場』の最大の魅力と言っていいでしょう。

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👉お腹の容量には限界があります

さてフェスと言えば、フェス飯はどこのフェスでも魅力のひとつ。もちろん『森、道、市場』でも数多く……いや、多すぎるくらいの食べ物の店があります。

ざっと思いだすだけでも、カレーにラーメン水餃子、ピザからあげに麻婆豆腐。魯肉飯にソーセージ。
甘味もかき氷やアイスクリームにはじまって、焼き菓子やタルト、壺芋ブリュレ等々の変わり種もたくさん。どれも本当においしそうです。

とはいえ、とても悲しいことに1日で食べられる量には限りがありまして。

朝から晩までいたとしても、朝ごはん→おやつ→昼ごはん→おやつ→夜ご飯→デザートくらいが関の山ですが、それだけ全力で内臓に働いてもらったとしても、全体のほんの一握りしか食べることができないのです。カレーだけで何種類あるのよ……

特に私なんかは子連れですし、滞在時間もあまり長すぎないように……と最初から思っていました。
着いた段階でもうお昼。夕暮れと同時には帰宅予定という感じ。くわえて、「夜はマックを食べたい」という心無い悪魔が2人もいたので、夜ご飯もフェスでは食べられず。

そんななか、やっとお昼ご飯と間食として食べたのが、上にもはった「壺芋ブリュレ」と、「台湾からあげ」「煮干し和えラーメン」でした。ホントどれもとても美味しかったです! 「台湾からあげ」なんてとっても大きくて表面がバリバリで、子供にも大人気でした。

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この「壺芋ブリュレ」って、凍った芋に砂糖かけて上からバーナーであぶるんですけど、もとが凍っているのでとっても冷たいんです。シャリシャリでパリパリなんです。
「壺芋ブリュレ」は通販もやっているけれど、人気でなかなか買えない話題の商品。noteもありますね。

こういった普段なかなか出会えないレアな食べ物に出会うことができるのも、『森、道、市場』のすごさです。

どれも食べつくそうと思ったらやはり3日間とも参加するしかないのでしょう。いやそれでも食べきれないかもしれません。

毎年のように、食べられなかったおいしいものに対する後悔を生む。『森、道、市場』というのは本当に罪つくりなお祭りなのです。



👉子供にも優しいロケーション

うちの子たちは、上が5歳で下が3歳の男の子です。
今一番好きな音楽は、『機界戦隊ゼンカイジャー』のオープニング曲。シアターGロッソならともかく、音楽フェスに足を運んだところでおいそれと聞けるものではありません。

つまり彼らは音楽フェスに連れてこられても、本来、楽しい要素など何一つないのです。ところが『森、道、市場』であれば話は違ってきます。『森、道、市場』には子供が十二分に楽しめる要素にあふれているのです。


例えばこちら。遠巻きに見ると魔王城のようなまがまがしさがありますが、「巨大迷路」です。

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4階建てで、登ったり下ったり、しゃがんだり乗りこえたりを容赦なく要求されるので、大人にとっては本当に魔王城ですが、子供たちにとってみればスタンプラリーを探して駆けずりまわる魅惑の大迷宮のようでした。

これ、フェスの1日入場券があれば無料で何度でも入場できるんです。待ち時間もほぼなく、体力が尽きるまでまわらされました。

それだけではありません。
『森、道、市場』の開催されている場所は「遊園地ラグナシア」。そう、つまりここはもともと遊園地なのです。

観覧車やメリーゴーランド、それにジェットコースターなど、すべてのアトラクションが、フェスのリストバンドをしていたら無料で乗ることができるのです!

もともとラグナシアのチケット料金は大人4350円、子供は3250円です。その分が遊び放題なのですから、『森、道、市場』のチケット代など実質ただのようなものでしょう。

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(写真は空中を空中をサイクリングできる遊具「パラレル ウォーク」の上から撮ったもの。下に子供むけの遊具などもあります)


その上、今年はコロナのせいか入れませんでしたが、おととしは一部プールも入ることができました。6月とはいえ、日中はかなり熱くなります。遊園地だけでなくプールも入れるなんて、至れり尽くせりとはこのことでしょう。

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(今年は入ることができなかった波の出るプールと、その奥にあるステージ)

プールは入れませんでしたが、地面から水がふきだすアトラクションなどもあり、最初はプールに入れずにぶーぶー言っていたうちの子たちも、すぐにずぶぬれになって遊びほうけていました。

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(手前にうつっているのはアイスウーロンミルクティ)

そんな感じで、最初は熱くて文句ばかりたれていたうちの子たちも、迷路に遊園地に水場で遊び、最後は海でも遊んだりと、大満足で帰宅することができたのでした。
「子供にやさしい」をうたったフェスは結構ありますけど、ここまで子供を遊ばせることができるフェスというのは多分他のどこにもないと思います。

ちなみにうちの子供たちは帰るとき、疲れてすぐにそのまま寝てしまったので、マックは食べられませんでした。残念!


👉食べ物以外も盛りだくさん

先程触れたように、食べ物以外の雑貨などの店も沢山あります。そして中には変わり種もあります。

例えば、お風呂屋さん
フェスにはシャワーがあることはよくありますけど、音漏れを聞きながら、こんな海辺の際で入浴ができるなんて聞いたことがありません。最高すぎます。

noteもありました。素敵なのでこちらもぜひのぞいてみてください。


そしてかわいい雑貨や洋服、帽子や靴などの店もこれでもかとばかりに軒をつらねています。古本とかもありますし、わたしの好きな靴のお店、NAOTは今年も出店していました。

そんななか、多分、単品で一番高い売りものだったんじゃないかと思われるのがこちら。「ゲル」です。

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いや、ゲルってなに……と思って、一度はスルーしたんですが、その後どうしても気になってしまってお値段を聞きに戻りました。

あ、「ゲル」というのはまさに写真に写っているこれです。「主にモンゴル高原に住む遊牧民が使用している、伝統的な移動式住居」だそうです。

販売されているからには値段があるわけで。店員さんに確認いたしましたところゲルは通常価格で35万円だそうです。でも、『森、道、市場』特別価格ならなんと30万円で購入することができるそうです。お買い得! 売れたのかどうか非常に気になるところ。

レンタルだと3万円だそうなので、もし使ってみた方は一度『森、道、市場』にご来場いただき、使用感などを確かめていただくのがベストかと思われます。



👉My Favorite Festival『森、道、市場』

いまだにキャンプの魅力にも音楽の魅力にも触れていませんが、多少なりとも『森、道、市場』の魅力を伝えることができたのではないかと思います。

実際わたし、迷路に水場に遊園地につきあわされ、まともにアーティストを見ることができたのはクラムボンだけです。子供につきあわされるのはわかっていたので、もともとそのくらいの心積もりでした。

通常のフェスであれば、高いお金を払っているのだから、朝から晩までギチギチに予定を入れて、沢山見たいと思うもの。

でも『森、道、市場』では、その空間にいることがもう楽しいんです。ステージの前のほうにいかなくても、風にのって流れてくる音楽を感じながら、波の音と市場の喧騒に身をゆだねる。それだけで十分楽しいんです。

これまでにいくつもフェスにはいきましたけれど、音楽に関係なく、ここまで充実感のあるフェスは他にないと思います。だから今は胸をはって言えます。わたしは『森、道、市場』というフェスが人生で一番好きなフェスです。

もうすでにこれだけ楽しんでいるというのに、結構重要な要素であるキャンプなんて、まだすこしも手を出したことがないですからね。

もう少し子供が大きくなってきたら、テントをはって泊りで参加することも考えていきたいところです。そうでなくとも来年は2日くらいは参加したい。なにせ食べたいものが次から次へと出てくるんですから。
わたしは別に食が細いほうではありませんけれど、これほど胃袋の限界を感じるシチュエーションもあまりありません。

今年はステージ数も少なかったですし、店も少なかったのではないか、という声も聞きました。プールも使えませんでしたしね。来年は今年以上にもっとすばらしい光景が見られるのではないかと思うと、すでにわくわくします。

よっぽどなにかない限りは、わたしは来年もまた行くことにもう決めています。そして思うのでしょう。またこんなに食べたいものがあったのに、全然食べられなかった……また来年も来ようって

そんな麻薬のようなフェス『森、道、市場』にみなさまもどうぞご来場ください。足を運んでいただければ、わたしが大変喜びます。

そのときはわたしと乾杯しましょう。

ツイッターのつぶやきをお借りしました皆様ありがとうございます。もし消して! という方がいましたらすぐ対応しますので言ってください。
それにしても、他にも、すごくすごくいい写真もたくさんあったので、皆さんもツイッターやインスタで「森道市場」で検索してみるといいと思います。

では。また来年会いましょう。『森、道、市場 2022』で!



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「欲しいものリスト」に眠っている本を買いたいです!(*´ω`*)