休み明けに「だるさ」と「疲れ」を残さないために、と8月10日の日記
これは今だからこそ、記録しておかねばなるまい。そう思った。
今までにないくらいに“充実した夏休み”を過ごしたからだ。
なので今日は、8月前半の“夏休み週報”的なものを、思いつくまま散文にしようと思う。
たまにはこんなテンションで書いてもいいよね?って感じで書こうと思う。
ただ、長い。長くなった。
そんなわけで「休み明け特有の疲れ」について書いていく。
仕事復帰にふと気づく
8月1日(土)から10日(月祝)までの、10日間にわたる夏休みを終えた。
というわけで、今日から仕事復帰だ。
ただ、今年の年始の冬休み(今となってはすごく平和だった笑)や、ゴールデンウィーク(何していたか全く記憶がない)に感じた、あの休み明け特有の「だるさ」とか「休みボケ感」が今回は不思議と、ない。ゼロだ。
むしろ、働くことに意欲すらある。
なぜだか知らないけど、すこぶる健康なんです。
でも、なぜなんだろう?
特別なことは特にやっていない
まぁ、それなりによく寝たことと、日々の運動(30分のウォーキングと軽い筋トレ)を地味に続けていたこと。
この半年の日々の中で心がけてきた“朝の習慣”の優先順位を少し高めにして、これまでやってきたことを無為にしないようにだけは、気をつけた。
その部分だけは前向きに評価できることだとしても、それにしても…だ。
村上春樹のいうところの“25メートル・プール一杯分”とまではいかなくても、相当量のビールを飲んだ。
今年に入ってから、一番飲んだ10日間だった。
その点で言うと、むしろダメージの方が大きいはずなのに。なぜか?
今年は2月頃から、「よく寝る」「よく歩く」「しっかり食べる」を心がけてきた。漢方にもお世話になって半年が経つ。
それでも、わりとパッとしなかった自分の体調。
それがこうまで“いい感じ”を維持できているというその一点については、ちゃんと振り返って記録しておきたいな、という気持ちがある。
明日は明日の、風が吹くかも知れないのだ。
推しは、見つけ次第、推せ。
そこで「うーん、不思議」と思いつつも、休み中のカレンダーを丁寧に見返してみることにした。
そうして以下に、この休みにやったことをザザーっと書いてまとめてみたところ、ある“法則”を見つけた。
「意志」と「刺激」が豊富にある
シンプルですが、そんな気づきがあったんですね。
これまで、夏休みや年末年始など「長期休暇」となれば、わりと“地元会津に帰省”がぼくの中では当たり前の選択肢でした。
でも、それって実際は、移動だけでものすごく疲れるものだし、行く先も案外「決まったところ」にしか行かなくなるんですよね。
「自分の意志」で「行きたい場所」に行くことや、その場所もいつも向かうような場所ではなくて、「新しい場所(初めての場所)」に行ってみる。
これってむしろ、「今」のような制限された世界だからこそ、思いつくことだったのではないかとも思う。
少なくともぼくにとっては、ものすごく新鮮な10日間だったのでした。
そんなわけで、ここから先はこんな過ごし方をしていました!という“エビデンス的”なエッセイを続けていきます。
上記の持論であり仮説を、ちょっとだけ信用できるものにするためのもの。
くれぐれもご参考までに、です。
休み直前の金曜日
夏休みに入る、7月の最終日(ミソカとも言う)の夜、週末の金曜日で、ぼくらは夫婦共々に疲れ切っていた。
まさに、息も絶え絶えだった。
そのため、地元の江古田駅近くにある、よくいく威勢のいい雰囲気のお寿司屋さんで夕飯を済ませることにした。
「済ませる」というにはわりと豪快に「岩牡蠣」などをしっかりジョッキのビールでいただいたのだけど。
夏休み初日、8月1日土曜日
午後から中延に住む友人宅へ行き「合同オンライン飲み会」に、16時からジョイン。
結局21時過ぎまで飲んでいた。
最初にビールを一口、それ以外は日本酒。
お水は倍量飲んだし、日本酒についての「これからの話」で熱く議論を交わした記憶もうっすらとだがある。
翌8月2日の日曜日
昼過ぎからの予定に合わせて午前中は息を潜める。
兜町にある、友人がゼロから関わったホテル『K5』に行く。
フロント近くの「SWITCHコーヒー」でエスプレッソソーダを飲んだり、地下のビアバーで「ブルックリンラガー」を飲んだりなど。
「フィッシュ&チップス」もおいしそうだったからまた今度行ったら食べる。
普段、土日二日とも飲むようなことはしないんですよ、ぼくは。
梅雨も明けて、今年の夏の始まりだったし、よっぽど楽しい気分だったんだろうな。
さて、3日は平日の月曜日。
世の中は8月最初の営業日。
妻が、誕生日にと予約してくれた六本木のインターコンチネンタルホテルに1泊して、家族で団らんの時間。
“ちゃんとしたホテル”に泊まるのって今年に入って初めてのこと。
やっぱりちょっとうれしい。
このときも妻の買い物に付き合ったり、娘と六本木ヒルズの中を探検したりした。
そのあと、お酒も飲んだ。
中華屋さんだったから、各種おいしいものと、ビール、それと熱燗にした紹興酒だった。
ホテルまでの帰り道も、娘とジャンケンポンで進むゲームに巻き込まれる。
4日火曜日
午前中はホテルでゆっくりくつろぎ、午後からは虎ノ門ヒルズへ。
偶然にも「アーバンファミマ」や「本屋」や「オールプレスエスプレッソ」など、気になるものが結構あって、楽しめた。
この日は外では飲まず、家でビールを飲んだ気がする。
5日の水曜日
友人が登戸にオープンさせたオーガニックカフェ「余珀」へ家族で向かう。
知らない街で、おいしい時間を過ごす。
人生初の「グルテンフリーのビール」を飲んで、スパイスカレーや、胃腸にやさしい野菜たっぷりの食事をとる。
ゆったりと淹れられた「深煎りのコーヒー」を飲む。
いつだってそうだけど、人に淹れてもらったコーヒーを飲むのは、癒やしだ。
コーヒーを自分で始めてからその嬉しさに気づいた。
この日は暑さもすごくて、帰ってきてからも缶ビールを飲んだりした。
8月6日は、自分の35歳の誕生日
なので、少し長めに書きたい。
朝一番(と言っても10時くらいだけど)で、秩父へと向かう。
西武池袋線ユーザーにとっては、いつも雑然とした朝の風景の中で、優雅に目の前を通過していく特急“La view”
それに初めて乗れた日だった。
秩父に着いてからは自然の中にある「秩父ミューズパーク」へ。自然がいっぱい…というか、自然の中に自分がいる、自然しかない。
ちっぽけな自分。そんな気持ちになってくる。
35歳のこの日、山の中を家族でサイクリングして、娘と二人乗りの自転車を乗ったりなどする。
娘の子供用自転車もあえて借りているというのに、それはママに運転させる娘。見ていて、楽しそうな方の二人乗りの自転車に乗りこんでくる。
しかも、力一杯漕ぐのはパパの役目である。
右膝が痛い俺。
イライラしてくる。
この4歳児は自由奔放だ。自分勝手だ。親の顔を見てみたい。どうぞ、あちらの鏡を。
山の中は、平日で、かつこのご時世だからか、人もまばら。
天然のディスタンスである。
隣の乗り物との距離が空きすぎて逆に不自然なほどだ。
娘が何かを見つけて駆け出していく。
なんか、こういうのいいなぁとすごく思う。
そんな気持ちを素直にインスタのストーリーズに書いたりなどする。
自然の中でもネットがつながるのは技術や文明でもあるけれど、ちょっぴりなんか罪悪感みたいなものもある。
そうまで思わせるのが、雄大な自然だ。
「自然っていいな」とは軽々しく言うが、本来はきっと「自然は不可欠なものなんだ」と田舎育ちの自分なんかは思う。
「そう思うんだよね、パパは」と独り言。
帰りは、駅直結の温泉「祭の湯」に入った。
サウナもあったので、きちんと3回セットくらい「温冷交代浴」をする。
疲れに効くのはやっぱりサウナだ。
体が根っこから喜んでいる気がする。
思いっきり汗をかけるのも、いい。
風呂上がりには、駅から少しだけ歩いたところにあるファミレスの「夢庵」に入る。
駅ナカのお店や、他の飲食店は営業時間を終了していたり、ホルモン屋は明らかに密だったりした。
ファミレスでもビールを一杯飲む。
ちなみに妻は生ビールが好きで、ぼくは瓶ビールが好き。銘柄が「アサヒ」しかない場合は決まって「生ビール」を注文することにしている。全店「瓶のラガー」をなるはやで必修にしてほしい。
娘が帰りの特急で爆睡したので、膝を故障しているぼくに代わって、妻が抱っこして帰宅。
寝ている幼児は異常なまでに暑い。
妻も汗だくでもう一回お風呂に入ることになっていた。
妻に、ありがとうとごめんねを繰り返す。
それが、ぼくの誕生日だった。
7日、金曜日
午前中はゆっくり家で過ごして、12時から笹塚のサウナに友人と待ち合わせ。
自他共に認めるサウナーのこの友人を持ってしても、自粛期間はどこにも出かけず、3月以来初めてのサウナだったらしい。
(サウナ)自粛明けすぐだからなのか、サウナは1セットで、水風呂の時間がやけに長い。
初めて意識が飛びそうになる。
これは「ととのう」とも「キマる」ともちょっと違う気もした。まぁ、心地よかったからいいけれど。
風呂上がりには、キリンのクラフトビールを1杯と、瓶ビール「一番搾り」を。
新宿西口の名店喫茶「但馬珈琲」にも寄って、ブレンドを飲みながら長話をする。
隣の席がやけに暑苦しい3人が名刺交換などし始めたタイミングで店を出た。
(もうちょっとで、終わりです)
8日、土曜日
午前中はゆったり。
午後から夫婦で交互に整体の先生のところで施術を受ける。
その後、ぼくだけ一人逗子の友人宅に泊まりに行く。
逗子の夜の街で肉うどんのおいしい居酒屋でラガーの生ビール、日本酒1合、珈琲焼酎、レモンのドリンクを飲む。
結構飲んだ。
帰宅してからウイスキーを少しだけいただく。
9日は、海から
海辺の日差しが強く差し込んできて、5時半に目が覚める。
ラジオを聴いたり、海辺を散歩したり。
朝から、海鮮のおいしいお店であじフライを食べて、ビールを飲む。
昼からカフェでコーヒーを2杯飲みつつ、まったり話す。
ハワイの「BIGWAVE」というクラフトビールを飲む。
その後はカレーバーでグレープフルーツジュースとカレーをいただく、すんごくおいしくて、今度は普通に夜に来たい。
逗子から自宅へ。時間も少し早かったので、桜台の銭湯でサウナに入ってから、また帰宅して就寝。
今週、サウナ何回目よ?
10日、世間は3連休の最終日
ぼくにとっては、10連休の最終日でなかなかローな気分だ。
この日、妻が一人で出かける予定だったので、昼から娘と一緒に公園へ。
“一緒に”と書くと収まりはいいけど、実際は灼熱の中での外出だからぼくは引きずられるようにして、隣駅の公園まで歩くのでした。
娘は自転車で、ぼくは歩き。向かう道からすでに汗だく。
わけがわからないくらい水浸しになって帰宅。
シャワーを浴びて、缶ビールを飲む。
あとは、ゆっくりと本を読んで、妻の帰りを待つ。
夕飯を作ってくれている間も読みかけの本を読了し、熱っぽく「すごくいい本だった!!」と料理中の妻に飛沫を全力で飛ばして説明する。
全く温度感がかみ合わない、いつもの関係性がそこにある。
夕飯に、ゴーヤと厚揚げと鮭と生キクラゲを使った「チャンプルー」を作ってくれたのでそれをすごくおいしくいただく。
妻はすごく料理が上手。
ぼくは、意識高いだけで料理が一向に上達しない理由を(申し訳ないけど)“妻が料理上手なせい”にしているのはここだけの話だ。
その後は、妻と娘がお風呂に入り、ぼくは本を読み直したりなどする。
その後はいつもの月曜日のようにラジオを聴きながらお風呂に入って、寝る支度をする。
上がってくると娘はすでに寝ている。ぼくも、その隣に潜り込んで眠る。
目をつむる、強い朝日で6時に目覚めた。
そうか、ぼくの夏休みは終わったんだった。
***
そう思って、朝の散歩に出かけた。
ぼくも誰かの応援をしようと思います!