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aiumiのアタマノナカ#5

aiumiのアタマノナカ、#4までは吹奏楽部時代中学校編でした。
#5からはついに高校時代に突入します
はじめに言います。高校時代、マジでやばかったです。
色んな意味で。どんなふうにやばかったか幾つかの記事に
分けてお話ししていきたいと思います。


キャラ濃すぎな部員たち

どこの環境においても様々な個性を持つ人がいると思いますが、
私の場合、高校時代以上にキャラ強めな人が集まった環境を味
わったことはありません。

入部して早々強豪中学校から進学してきた面々が新設校出身の
私をお出迎えしてくれました。強豪校の世界は色んな常識を
壊されます。実力がものを言う世界なので、私の存在は異端な
存在と言わんばかりに冷たい視線を浴びたのを今でも覚えています。

そしてそのような視線をするのは同級生です。
え、皆んなも今日入部したばっかりだよね?と若干引きつつ
数ヶ月も経てば慣れていきました。

厳しい部則を何食わぬ顔でサボっているのに何故か実力がある人
サボっているように見えて実は影で色んなことを考えている人
静かそうに見えて実は問題を起こす火種を持っている人

一目見るだけじゃ分からないその人の持っている個性を感じて
私は私のやり方でこの三年間を乗り越えようと感じていました。
そして乗り越えていきました。
あと、そうしているとこんな風に言っている私もかなりキャラ
強めかもしれないと察するようにもなっていました、、笑

不登校になりかけるピンチ

キャラ濃すぎな部員たちに囲まれて結果的には三年間かけて
乗り越えていきましたが、やっぱり初めは心が悲鳴を上げました。

学生って学校という空間がこの世の全てみたいに感じる瞬間が
多いと思うんです。私もその1人で部活で厄介者みたいな扱いを
数週間受けると、学校に行くことすら怖くなりました。
人生で初めて病気じゃないのに学校を休んで、本当にキツかった
ですが先輩から連絡をいただいたりして、
自分は仲間とワイワイするために強豪校を選んだのではなく
より良い音楽を作っていきたい、探求したいと思ったから
この学校を選んだと思い出し、このピンチは打破しました。

結局のところ自分の意思があやふやになっていたり
分からなくなった瞬間が一番危ないなと学んだし今もそう
感じています。

部活でオーディションする残酷さと面白さ

吹奏楽はコンクールに幾つか部門があって全国大会を目指す
ような規模のコンクール(A組)、全国大会には行かないけど
割と大編成で挑むコンクール(B組)、全国大会はなく尚且つ
小編成で挑む(C組)などがあります。

私の学校はこの3つ、そしてマーチング組(D組)がありました。
いわゆるスタメンの立ち位置はA組。それを決めるための
オーディションがあります。順位に合わせて組が決まるのでこの
オーディションの近くになるとピリピリしてきて緊張感
というだけでは足りない雰囲気が漂います。

もちろん、学年は関係ありませんしなんならカーテンで仕切られた
教室で1人ずつオーディションを受けるため、審査する先生方も誰が
演奏しているか顔は見れません。
先生へ音楽以外でのアピールは完全に不可能なこのオーディション。
一見残酷だと思われますが(実際残酷ですが)、私は以外と面白が
っていました。それは何故か。

忖度がない分、自分の音楽と向き合った人勝ちみたいな風に思えた
からです。この期間は基本的に個人練習しかありません。オーディション
の課題曲や基礎をひたすら練習し、鍛錬することで自分が音楽と
心から対峙できる感覚を肌で感じることができてこの頃の私はこの状況
を面白いと心の中でニヤニヤしてました。

はい、変人です。これをストイックというのでしょうか。
それは分かりませんがとにかく自分の音楽を試されている感覚は
本当にワクワクしたし充実した時間でした。

無知の怖さと強さ

オーディションの時の私のワクワクは順位がでた後も続いていきます。
1年生の最初のオーディションは最下位でしたが、この時の私は
「そりゃそうでしょ」
というあっけらかんとした気持ちでした。
むしろこっから上がるだけという謎なポジティブシンキングを持ち、
この後からの私は割と無双状態でした。
この無双状態になれたのは理由があると思っていてそれは
“無知“だった。
これに尽きると思います。

新設校から来た私は、いわゆる強豪校の普通が通じません。
伝統は自分で作るもの。音楽は相手に届けるもの。
それが私の根底にあったので、部員に冷たくされようが
オーディションが最下位だろうが以外と立ち直れました。

プレッシャーも何もない私を周りは「怖い」そう思っていたように
感じます。得体の知れない奴がこの状況でのびのび音楽している。
すごい光景だったかも知れません。
でもこれが私の強みになっていきました。
結果的に3年生でA組になれたんだから、私のこのマインドは
最高で最強だったと過去の自分に褒めてあげたいです。

まだまだ続く高校時代

今回は導入編で強豪校ってどんな感じかをさらっと話していきました。
次回はもう少し深く音楽の魅力を再認識した出来事をお話していきたいと
思います。
お楽しみにしていただけたらと思います。

因みの高校時代をもとに書いたストーリーも投稿していますのでぜひこちら
ものぞいて見て下さい。⇩




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