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やっぱりホテルが好き。 憧れの、山の上ホテルへ。
連休ができた。
今月はどこへ行こうか。
ふと思い立ち、宿の予約サイトを訪問してみる。
直前の予約のため空いていないか。。と苦悶しながらみるも
空室あり。
奇跡。
若造ひとりステイに最適な割安プランではなかったが
まあ良い。
憧れの、
夢にまでみた”山の上ホテル”。
気軽に泊まれるお値段とは言えないが
まあ最近頑張ってるし。
いま予約しないとしばらく行けそうにないし。
自分への誕生日、今年も結局なにもしなかったし。
最近みてると空いてる日なかったのに、この日はあいているし。
ここで逃せば一生行けない気がして。
いろんな言い訳を並べ
2食付き宿泊プランを予約した。
さあついに。
宿泊前々日から、サイトを訪問したり
動画を見たりしながら
山の上ホテルへのモチベーションをあげる。
スーツケースに荷物を詰め込み、
意気揚々と家を出る。
あいにくの雨であったが
わたしの気持ちは晴れ模様。
御茶ノ水駅で降り立ち
傘を開く。
何度も前を通りすぎては
眺めてきたホテルだから、
道順は頭に入っている。
濡れたスーツケースを転がしながら、
アールデコ調が美しい、蔦のからまる外観が見えてきた。
![](https://assets.st-note.com/img/1684495729658-bCRq52fxfw.jpg?width=1200)
ホテルの前に到着し、
傘を閉じる。
すかさずホテルマンが声を掛けてくれる。
どぎまぎしながらも
素敵な笑顔に緊張の糸が少しゆるむ。
荷物を運んでもらい
ロビーへ案内される。
そしてチェックイン作業へ。
カウンターでぱぱっと終わるのかと思っていたら
ロビーにある素敵なデスクに案内され、ふかふかのソファへ着座する。
(他の宿泊者もいたからなのかも、デスクでのチェックインはたまたまなのかもしれない)
にこやかな笑顔で宿の案内、説明がされる。
記入するものがいくつかあったが
わたしの記入中に、スタッフさんはパソコンで何かの確認だったり記録をしている。
そしてちょうど良いタイミングで次の説明がはじまったり
受け渡されるものがあったりして、
わたしは焦らずに、そして待つこともなく宿泊者情報を記入していくことができる。
気まずい時間が一秒たりともなくて感動した。
なんの気なし作業にしているように見えて、
ものすごくこちらの様子を伺って良いタイミングをはかっているのだろう。
相手に対する心配りがすごい。
気持ちのよい時間をすごしてもらえるよう、誰もが相手のことを考えているのだろうと感じた。
そうしてチェックインを終え部屋に案内される。
ものすごくしゅっとした爽やかイケメンホテルマン(邪悪さがなくて“純”があふれでている。これまで見た目の印象について特になにも思わなかったが求められる接偶とはこういうことかと理解)とエレベーターに相席する。
新人だというお兄さんも一緒にお願いしますとのことで共に参る。
いいな、わたしもここで働きたいな
ホテル就職という選択肢もあったかとふと考える。
そしてそして、ついに入室。
建物に入った瞬間から、格式高いクラシックな内装にテンションが上がりまくっていたが
お部屋ももちろんかわいい。
今回和室のお部屋であったが
日本の和の雰囲気と、デスクやベッドが絶妙に調和していて。
和装をしてここですごしてみたいと思う。
文豪ごっこがしたい。
クラシックホテルは、建設当時にあった最新の西洋文化が取り入れられながらも日本の素朴さが残っていて、
どこか わびさび?禅の雰囲気を感じたりもして?
外国の模倣になっていないのがわたしの癖に刺さる。
西洋の素材だったりデザインを取り入れられてはいるが
この日本にしかない、ここだけの建築物であると感じる。
やっぱし日本最高✌️LOVE JAPAN
小一時間写真撮影をし
お部屋を堪能。
存分にお部屋時間をすごしたらホテル散策へ参る。
有名な、建物中央にある階段を上ったり降りたり、
廊下のタイルを眺めたり。
本当に、どこにいてもさまになる
ウェディング用の部屋もあって
ここで結婚式してええ
できなかったらいつかひとりで前撮り?しようかな。なんて。
(後に調べたら20万くらいでフォトウェディングできそう。結構真剣に検討。)
![](https://assets.st-note.com/img/1684495824457-jrbLLbnGSd.jpg?width=1200)
今回は2食付きプランにしたため
階下のレストランでディナー。
小綺麗な格好に着替えて、テンションをあげていく。
どうせひとりだしドレスコードもないから
別に着替えなくても良いんだけれど
一番自分が心地良いと思える状態で臨みたくて、世界観に浸りたくて、
ハイヒールに足を通す。
ものすごく豪勢なディナー!でもなくて
でも品があってもちろんおいしくって。
いまの自分にとって絶妙にちょうど良いご褒美ができた。
アラカルトだと何を頼めば良いのかわからなくて戸惑っちゃうし
多すぎるコースだと途中でフードファイトになってしまう。
心もお腹も満たされる、本当に素敵な時間。
平日ど真ん中に訪れたためか
そんなに混んでいることもなくてゆっくりと自分時間をすごせた。
となりの夫婦なのか男女の会話が聞こえてきて
たぶん男性の方は大学の教授で。教育だなんだの話をしていた。
女性の方もバリキャリの仕事ができる女性という出で立ちで
なんだかすごくかっこよくて。
二人にとって特別な日でもなさそうだったが
こんなところへふらっとこれる人々は何をしているんだろうかと気になっていたが
すごい人たちなんだろうな。
最後のデザートが運ばれ
大満足で店をあとにする。
一度部屋に戻り、周辺の散策に出掛ける。
御茶ノ水、神保町あたりはもともと好きで
よく散歩をしに訪れている。
昼間は学生街と言うだけあって、多くの大学生らしき若者をみる。
なんだか彼らをみていると
劣等感やなんだかよくわからない感情がわいて来て落ち着かなくなる節もあるのだけれど(笑)学生街!を感じて楽しい。
夜は夜で、大学生も見かけたが
仕事帰りであろうスーツの大人たちが多く歩いていた。
神田神保町あたりは出版社が多いイメージだが
かっこいいな。
大手町や丸の内も優秀なシゴデキリーマンのイメージだが
このあたりのお勤めの方も素敵。
わたしも混ざりたい。
話がホテルから脱線してしまったが
長くなってきたので続きは次回とする。
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