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音楽を周辺から見てみよう。音楽にこだわり過ぎなくても良いかもしれない。音楽は好きだけど、時々嫌いになりそうになる。いや、もう少し音楽を広くしよう。そういう集合体を作りたくて、この…
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2020年10月の記事一覧

その13 ドラに会いたくて

その13 ドラに会いたくて

 しばらく投稿できずにいました。なぜかといえばオンライン麻雀にかまけているからです。もちろん曲も出来ません。
 麻雀は万年初心者だったのだけど、オンラインゲームをやり始めたきっかけはある方が某ゲームのオフ会を目撃した様子をツイートされてて、それが物凄く面白かったこと。出来心でそのアプリをダウンロードしてみたらやめられなくなりました。このゲーム、ドラがギラギラ光るんです。ギラギラ。これがやけに魅力的

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Not music but music, so strange but pop

Not music but music, so strange but pop

ジェズアルド、圧倒的な断絶。無限に繰り返す転調と譜割りの緩急の激しさ。300年を経てストラヴィンスキーによって再発見されるまで(おそらくは)注目されることのなかった彼の孤高の作品群。ハクスリーは著書、”The Doors of Perception”の中でジェズアルドについて、二小節続けて同じ音階を守ることはない、まるで後期シェーンベルクのようだ、と魅力的な批評を放っている。

ハクスリーは自身の

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令和話題に上がる事はまずないちょっと昔の微妙な知名度のテレビゲームとその音楽の話6「ZERO DIVIDE」シリーズ

令和話題に上がる事はまずないちょっと昔の微妙な知名度のテレビゲームとその音楽の話6「ZERO DIVIDE」シリーズ

まだまだ続くよ微妙なゲームは

ZERO DIVIDEシリーズPC向けゲームをメインに開発していたZOOMというゲーム会社から初代プレイステーション向けに発売された3D格闘ゲームです。
私は2D格闘ゲームは結構プレイしてますが、3D格闘ゲームはこれとブシドーブレードしかまともにプレイしていないので他の作品との比較はできません。

ロボット(厳密には違う)同士が壊し合う近未来SF格闘ゲームですが、個

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ボーカロイドを"読む"~しま氏監修のボーカロイドガイド本をみんなに紹介してみよう、の話②

ボーカロイドを"読む"~しま氏監修のボーカロイドガイド本をみんなに紹介してみよう、の話②

どーも、kthn.です。おかわり!!

…は?何言ってんのお前??とか言うとるヤツ。
さては前回の記事読んどらんなぁ!!

…という訳で今回は②です。前回の続きから始まります。
では気を取り直して…おかわり!!

・Chapter 2の見所

この章では「初音ミクを使った楽曲そのもの」に焦点を当てて構成されているカタログがクオリティが高くて…と紹介しようと思っていたのだが。

正直内容がぶ厚くなり

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その12 信頼できないわたし

その12 信頼できないわたし

 小説のなかの「信頼できない語り手」がとても好きなのだけど、はなから知っていて読んでも叙述トリックにならないのでなかなか見つけられない。まんまと騙されて面白かった本もネタバレになるからおすすめできないので、ひとりでひっそりいいな、と思うしかない。
 昔、恩田陸がエッセイの中で、語り手が白人の警官だと思って読んでいたら途中で黒人であることが分かって世界がひっくり返る、という小説を紹介していてとても面

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