マガジンのカバー画像

一日一句【菜根譚】

91
📚中国明代の洪自誠によって書かれた古典「菜根譚」は、儒教や仏教の教えが込められた、人生の教科書のような書物です。🌱日本では多くの読者に愛され、実業家や政治家、著名人にも座右の銘と…
運営しているクリエイター

#哲学

一日一句【菜根譚】#22 『寧空勿溢,寧缺勿全』過剰を避け、節度を保つ

《菜根谭》の「寧空勿溢,寧缺勿全」は、過剰を避け、節度を保つことを重んじる哲学的な概念で…

4

一日一句【菜根譚】#13「去除心中冰,和氣如春風」心の中の冷暖を除く

明代の文人洪應明の著書「菜根譚」の一節です。 この一節は、自然界の寒暑は避けることができ…

3

一日一句【菜根譚】#12『心事天青日白、才華玉蘊珠藏』上に立つ人が控えめな理由

菜根譚の「心事天青日白、才華玉蘊珠藏」という言葉は、道徳修養の君子の心持ちと才能を説いた…

5

一日一句【菜根譚】#11『逆作億信 非賢所為』虚心坦懐

逆作億信 非賢所為 孔子のこの言葉は、次の2つの意味を含んでいます。 1つ目の意味は、他人…

1

一日一句【菜根譚】#10『人力勝天、志一動氣』信念を貫く

「人力勝天、志一動氣」は、 「人は天に勝つことができる。志さえあれば、自然界を改造するこ…

3

一日一句【菜根譚】#9 『不悪辱穢,礼德賢愚』許容する心:人として生きていく上で大…

「不悪辱穢,礼德賢愚」の日本語訳は、以下のとおりです。 「辱穢を悪とせず、礼徳賢愚を包容…

7

一日一句【菜根譚】#8『水勿過清,人勿過察』相手をさぐりすぎないで

『相手を探りすぎるとロクなことがない。』というのは、 昔も今も変わらないようですね。 水勿過清,人勿過察 水 (shuǐ):水 勿 (wù):~しないで 過 (guò):~すぎる 清 (qīng):澄んだ 人 (rén):人 勿 (wù):~しないで 過 (guò):~すぎる 察 (cè):察する、見抜く これは、中国の古典的な諺で、日本語では「水は澄みすぎず、人は察しすぎないほうがよい」という意味です。 水が澄みすぎると、魚が逃げてしまうように、人が見透かされると、

一日一句【菜根譚】#7『精誠所至、金石為開』「荘子」の「漁父」篇より

精誠所至、金石為開 この言葉は、中国の古典「荘子」の「漁父」篇に登場する言葉です。真心が…

1

一日一句【菜根譚】#6 『忙里偷閒、鬧中取靜』騒がしい世の中で冷静を保つ

単語解説 忙(máng):忙しい 里(lǐ):里、村 偷(tōu):盗む 閒・闲(xián):暇…

7

一日一句【菜根譚】#4『前車覆、後車戒』ジャック・マーが語る「失敗こそ起業家にとっ…

前車覆、後車戒訳 だれかの失敗は、後に続く者の戒めとなることのたとえ。 解釈 前車の覆る…

7

一日一句【菜根譚】#5『多此一舉 尤為晚矣』生成AI時代にあった生き方

多此一舉 多:たくさん、余計な 此:この 一:ひとつ 舉:挙げる、する 「余計なことをす…

5

一日一句【菜根譚】#3「心無雑念自然清」 ビジネスと心の平穏

心無雑念自然清訳 心が雑念でいっぱいになっていなければ、自然と清らかになる。 解説 理性…

4

一日一句【菜根譚】#2 “客気下而伸正気·妄心殺而現真心” 内面の真実と外面の虚飾…

“客気下而伸正気·妄心殺而現真心" 「客気」は「虚飾」「偽り」を意味します。 「正気」は「…

4

菜根譚(さいこんたん):ビジネスの世界で活かす古典の智慧

あなたは、ビジネスの世界で成功を収めるための秘訣を探していますか? もし答えが「はい」なら、驚くべきことに、その答えは数百年前の中国の古典に隠されているかもしれません。その名も「菜根譚」(さいこんたん)。 明代の洪応明によって書かれたこの古典は、ただの箴言集ではありません。これは、ビジネスパーソンにとっての宝の山なのです! 普遍的な価値観の宝庫 菜根譚は、儒教、道教、仏教の教えが見事に融合された内容で、 まさに普遍的な価値観の宝庫。 ビジネスの世界は常に変化していま