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最近、ウクライナにロシアがドンパチを仕掛けたせいで、関連ツイートが流れまくっているし、私のFFもやたらとそういったものを流してくる。

ただ、戦時中は、かつて日本もやったけど、とにかく、デマとプロパガンダを流しまくるということがある。

実際、かつて、東京ローズというプロパガンダ放送を流したこともある。

戦争においては、敵の戦意を削いだり、敵国の市民の協力を仰ぐなどいろいろと行なわれているため、プロパガンダやデマがあらゆる手段で流れてくると言われている。

最近も、こんな感じのデマがながれたらしい。

さて、確かに、現ウクライナ政権のゼレンスキー政権以降の話なら・・・(いや、それなら、「もともと」という表現はおかしいのだが)、そもそも、いつの時代の話か書かれていない。

そのため、デマ以前にどういうことがあって、何が嘘なのか、このツイートからでは読み取ることができないし、2014年以前からロシアとウクライナを見ている人々(もしかするとアライグマかもしれないが)からすると、非常に奇妙なものに映るらしい。

それも踏まえると、このツイートについて、気をつけなければならないのは、最悪、この注意喚起のツイート自体にデマが含まれていると認定されるになりうることだ。

デマを指摘する前に、歴史的に、ウクライナとロシアはかなり微妙な関係があったということを確認しなければならない。

以下は、その手の時代を知っている何人かから聞いた話に少し補足を入れて、まとめたもの。

まず、①について、「ウクライナの愛国者」と称する右派セクターと言われるネオナチが一時的に政権入りしていたということがあったらしい。2014年付近に合ったらしいが。

実際、公安調査庁のホームページによれば、以下のことが言われている。

「2014年,ウクライナの親ロシア派武装勢力が,東部・ドンバスの占領を開始したことを受け,「ウクライナの愛国者」を自称するネオナチ組織が「アゾフ大隊」なる部隊を結成した。同部隊は,欧米出身者を中心に白人至上主義やネオナチ思想を有する外国人戦闘員を勧誘したとされ,同部隊を含めウクライナ紛争に参加した欧米出身者は約2,000人とされる」(原文ママ)

この「ウクライナの愛国者」は、ロシア語を話している人々に対して、暴行を与えたりすることがあったらしい。

なお、その後に、ウクライナ政権はこういった右派セクターの危険性を感じ、取り締まりを始めたということも一方で忘れてはならない。

まとめると、ウクライナ政府に一時期でも入り込んでいた右派セクターが暴行をしたわけだが、後に、ウクライナ政府は右派セクターを取り締まった。

こういう経緯があるわけだが、果たして、ウクライナ政府と右派セクターは別ものかどうか?という話になる。厳密には、ウクライナ政府に含まれていた時期もあったが、それ以外の時期もあったという言い方が正しいのだが、果たして、どう見るべきか?

ウクライナ政府と右派セクターが別物だという主張なら、確かにデマだが、右派セクターがウクライナ政府に含まれていたというか、入り込んでいた時期のことを指しているならば、それはデマと果たして言えるのだろうか?

後、その当時、ロシア語の排斥活動があり、ロシア系ウクライナ人の不満が出ていたということもあったらしい。

これらの経緯を、ロシアとウクライナ情勢を2014年以前から追っている方々からすると、その点が大いに疑問が残るとのことだった。

そのあたりをキチンとクリアに説明しなければ、デマ潰しには決してならないだろうし、そういった情報通からの反感は免れないだろう。

①の部分の参考文献

②ウクライナではクーデターで親露政権を倒したという点については、2014年マイダン革命と言う武力衝突が起きたらしく、その結果、親露政権が崩壊、ヤヌコーヴィチ大統領はロシアに亡命したという結果になったらしい。もっとも、追い出した後の選挙自体は、民主的なものだったらしい。

つまり、大統領を追い出す際に武力衝突が起きたおきたということらしいが、これをクーデターと呼ぶべきかどうかがデマかどうかの判定の鍵になると思わエる。

ツイートの②の部分の問題点は、追い出した際の行為と、その後の選挙があるにも関わらず、選挙の方しか述べていないということで、偏向報道をしているということである。

②の参考文献

③そもそも、ウクライナ・ソビエト社会主義共和国という時代があったはず。

そして、さらに前は、コサックの時代でもあった。つまり・・・あのエリアは、ロシアというかソ連に属していた時代もあったわけだし、それ以前は、自治をしていたわけでもあったので・・・はっきり言って、時代によって違うのだから、ウクライナがもともとロシアの土地だと主張自体が「ナンセンス」。と一言いえばいい気がするのだが。

無論、親ロシア系住民と親西洋諸国の住民を納得させるのはこれだけでは難しいかもしれないけど。

参考文献

それにしても、デマを潰すのは確かに有用だし、それに流されて、まずいことをやらかす方々もいるので、必要だと思う。デモ、一面の真実まで、デマ認定することが果たしていいことかと言われればわからないし、新たな争いの火種になるだろう・・・。

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