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「双極性障害」とえあっち #5

¡Hola,Buenas tardes!
こんにちは。えあっちです。
#4では言葉について軽く触れましたが、その言葉についてのお話の続きを書き連ねていきます。

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皆さんは仮に「頑張れ」と言われたらどう感じますか?

当然頑張りたい気持ちが芽生える、または逆に気持ちが萎える。

人それぞれではないでしょうか?

果たして双極性障害において「頑張れ」という言葉は効果的なのでしょうか?

私なりの考えを記すことにします。

■「頑張っているのに…」

端的にいうと、多くの方が双極性障害の方に「頑張れというべきではない」というのが多数でしょう。私もその意見に賛成です。

双極性障害で休職している中では、日々を過ごすだけでも精一杯の状態になります。

朝起きて、朝ごはんを食べる。お昼になったらお昼ご飯で、晩ご飯食べて寝に入る。

ほぼこれ以外に何をすべきかを思いつくことができなかったです。

そんな中で「頑張れ」と言われると、意欲よりも罪悪感と同じ心理状態に陥るのでは?と想像します。

走るのが疲れ、前を向いて走れない競走馬に厳しいムチの連打をする。果たしてこれが競走馬にとって有益なのでしょうか?それとイコールのことが、心の病を患っている方の中に起こっているはずです。

当然、頑張って病気と向き合いたい・何かして一日を過ごすという気持ちを抱えるのも当然のことであるはずです。

しかし。

双極性障害で、心身共に疲れ果てている中で、何かに取り組むのが限られている中、更に自分に負担を強いられることを課すのは正直困難です。

何もできないのは何もできないのは仕方ないです。

強引に予定等と入れて何か事にあたるのは逆に疲れますし、症状の回復を遅らせることに繋がるものだと思います。

体を休ませることを選択した自分の意志に任せて、時間が掛かるかもしれないけど、ゆっくりと一日を過ごす。

それだけで「頑張っている」という証なのではないでしょうか。

■自分なりの今日の目標を決める

私の場合は少し頑張り屋の傾向にあります。今仮にいろんな方から頑張れと言われると、頑張ってしまう性格。必死に事にあたることをしてしまいます。

が。

先に触れたように、寛解している中であるとはいえ、厳しくムチを連打すると、再度休職に繋がる症状を引き起こすケースも含んでいます。

無理はしたくないが、目の前に課題がある。その場合はどうすればいいのか。

その時は、今日行うべきこと・今の自分ではこれが精いっぱいというノルマを作るということでしょうか。
それで頑張っていることにしようと努めます。

周りの方から見ると些細なことでも構わない。今の自分にできるのはこれぐらいしかできない。これ以上のことは正直無理。

それを作ることが前を向く一つになるのではないでしょうか。

そこで自分の中で

「今日は頑張った」

という意識を植えることが必要でしょう。

小さなことの積み重ねではあるが、次第に大きな物事に取り組める。

それの中で「頑張っている」のでしたら、それでOKですね。

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病気のことを理解した上で「些細なことから頑張って」というニュアンスで話しかける人もいるでしょう。

「こんなことで頑張っているのか?もっと頑張れ」という厳しいニュアンスで話しかける人もいるでしょう。

「頑張る」と話しかける方がどのようなニュアンスを含めて語り掛けるのか。つい詮索してしまうことがあります。

その詮索する時間を使うのなら、些細なことから頑張る。

そう意識付けをしたいものです。

最後までお付き合い下さり、ありがとうございます。

¡Hasta la proxima!




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