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脚本は3時間で書いた!/スタートするまで⑥ ※脚本全公開!

ショートムービー『START』の制作秘話を「スタートするまで」と題して紹介しております。今回は脚本を書くときに考えていたことを紹介します。※有料記事にて脚本全公開します!

こちらは、これからショートムービーを作る方の参考になればとの思いで書いてはおりますが、そもそも、ショートムービー作ろうとしてる人なんてそんなにいないんじゃないかと…気付き始めた明知です。(1万人もいないだろ…)でも、俳優を目指してる人にも参考になればいいなと思っております。(それなら100万人くらいいますかね…そんないないか…) 

だいだいの設定

主演の5人が決まり、オーディションの日のお話により、バイト先の設定にすることにしました。

それは、女子2人が24歳だったから。というのもあるのですが、
年齢バラバラなほうが面白いかな、と思いまして。

話を作る前に、キャラクターを考えました。

あきさんは、モテる感じに。一人とは付き合ってて、もう一人からも想いを寄せられている。普段、堅実な方なので、真逆なふわふわした若者を。→悠心

一ノ世さんは一途なんだけど、想いを伝えられない感じを。年齢より年上に見られることが多いらしいので、等身大の高校生を。渾身の受け身の演技を見せて欲しい!→要

みんみんさんは、東京についていきたくてもいけない女の子。そのままの可憐なイメージの役を→結衣。みんみんさんが普及活動をしている「ヘルプマーク※」をムービーで出しても良いか、オーディションの時に確認しました。

※ヘルプマークは外見ではわからないけど、援助や配慮を必要としている人がつけています。みんみんさんは小児がんの治療の影響で呼吸器の疾患や心筋症などを抱えているのです。ただ、ヘルプマークをつけていても地元を離れて生活している人もいるでしょうし、ヘルプマークをつけているから、東京に絶対行けないということではないと思います。結衣もヘルプマークをつけていますが、無理をしてまで未知の世界に飛び込んだりはしないという、ちょっと保守的なキャラクターとして考えていました。

あんじゅれさんは、男子にびしっと言うキャラクターに。怒ったところが見たかった。あと、片思いの切なさも見せて欲しい。→杏奈

竹國さんは、平和なキャラクター。恋愛ベクトルどこにも伸びてないけど、明るく元気な感じに。→ハルト(漢字思いつかなくてごめんね)

このへんは、すっと浮かんで来てすぐ決まってました。

お得意の画面公開

11月25日には出演者のみなさんにキャラクター設定送っております。 

※監督が決まる前ですね(汗)

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※こうなさん=あきさんです。

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※中河さん=一ノ世さんです

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もう、ほぼできてます。
頭の中でもほぼできてました。

なので、11月29日に監督と会ったときにも
「頭の中ではできてるから後は書くだけ」と豪語した覚えがあります。

11月30日、初めてパソコンに向かって書き始めます。
途中、みなさんにこんなLINE送ってます。

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↑思いっきり「ホットギミック ガールミーツボーイ」を参考に。

※明知が生涯でお気に入り映画3本に入ってます。
メインビジュアルもめちゃくちゃ意識してるの、気付きましたか…

話を戻して、
脚本ですが、

すらすら書けて、ちょこちょこ手直しても3時間くらいでできました。

頭の中でできてたんですね。

自分でも、なんでこんなにスラスラ書けたのか不思議でしたが、書けました。

みなさんのキャラがしっかりしていたからだと思います。

特に書きたかったこと

ショートムービー作ることになるずっと前から書きたかったのは、「天才」についての理論です。

要が話して、「なに?その理論」って結衣に言われるとこですね。

普通のことが普通にできる凡人として、普通のことが普通にできない人って天才要素あるなって思うことが多々ありまして。

この理論はいろんなドラマとか映画でも語られてまして、

最近だと、Netflixのドラマ『Followers』でもありました。

「わたしはね。ただの丸なの。これといってできないこともないし、できることもない」(セリフ違うかもだけど、だいたいこんな感じ)

と、池田エライザさん(の役)が話してます。

ちょっと前だと、『アイデン&ティティ』にて、平凡で幸せな家庭に生まれた主人公が、

「不幸なことに、不幸なことがなかったんだー」

とか何とか言って(モノローグだったかな…。)

ふらふら街をさまようことになります。

普通に恵まれていることって、がんばるエネルギーを知らず知らずにそぎ落とされているかもしれないんですよね。※

※このことについては、近々コラムを書きたいと思います。


あとは、地方出身者の東京への思いですね。

東京行けばなんとかなる、と思ってるとこはあります。私も大分県出身なので。

東京にめちゃくちゃ憧れて、実際に東京住んで、今の10倍くらいガツガツしつつ働いてた時期がありましたが、

ご縁あって、いまは広島で暮らしてます。

結衣のセリフ。

「東京がもっと近かったらいいのにね」

というのは、私と同郷の友達が言ってた言葉です。その子は三姉妹の長女で小さいうちから「この家はお前が継ぐ」と言われて育ったけど、いまは東京で働いています。家も心配だけど、仕事もしたい。という気持ちで「隣の県とかだったらいいのに」と言ってたのを、そのまま書いてます。

と。こんななんでもないストーリーでこんなに考えてたの?という感じだと思いますが、いろいろ考えつつ書いてます。

東京への思いは、第二弾『BLUE』でも書いてます。


そんなこんなで、無事脚本は書き終えて、タイトルは決まってなかったので「(タイトル考え中)」としてます。↑の写真ですね。

これで、私の仕事は終わったも同然!と思っていました。(その後もいろいろ仕事はあるんですけどね)

ショートムービー作る上で、実は脚本段階でつまづいてしまう人が多いのではないかと勝手に思っていまして。

作りたいのに、どう書いたらわからないとか、何も浮かばないとか…。

なので、脚本は有料で全部公開します。

購入して頂いた方は、お好きにお使いください。

ムービーのヒントにしても大丈夫です。
設定だけ、一部のセリフだけ、とかも使って大丈夫です!

演劇の練習にもどうぞ。

脚本の形式は間違ってるところがあるかもですが、

結局のところ、脚本は監督と演者さんが分かれば良いと思うので、どんな形式でも、とりあえず書いてみると良いと思います!

私も初めて書いたショートムービーの脚本は横書きで書いてます。
(そちらもいずれ公開します)

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↑表紙からして、形式違うんです。表紙は本来タイトルだけですからね。なんとなく紙がもったいないので、こうしました!

(一ノ世さんの本名が中河さんです)

↓脚本を印刷してじっくり読みたい方はこちらをどうぞ。ワードかPDFにてお送りします。


さくっと読みたい方はこちらで。そんなわけで、↓『START』脚本全公開してます! 表紙以外9ページ(枚)あります。※通常1000円のところ、5月末まで半額の500円で公開しています!

※監督から「回想シーンを続けて書かれると、映像の切り替えが難しい」的なことを言われておりますので、お気を付けください。私も今後気を付けます。

売り上げは制作費、出演料にさせていただきます。

※明日は監督インタビュー掲載の予定です!お楽しみに!

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¥ 1,000

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

いただいたサポートは制作費に使わせていただきます。インタビュー記事へのサポートは出演者への出演料にも充てさせていただきます。