見出し画像

不登校のゴールは

こんにちは、愛音です

新年度、新学期、不登校だったときは過剰反応していました。
その反面、新学期になったら学校に行ける!なんて根拠のない自信で満ち溢れていたのも事実。
夜に「始業式行くから。7時に起きるから朝ご飯作ってね」と宣言していました。
でも翌朝、目が覚めても布団が鉛のように重たくて、起き上がれなくて、母が「どうしたい?」と枕元まで聞きに来てくれました。

不登校の長い闘いのゴールはどこでしょう?
学校に戻れたらゴールでしょうか??
学校に行けて、授業受けて、友達と遊べたらゴール?

そういうゴールもあるでしょう。
価値観はそれぞれ、家族の形もそれぞれ。
でも少なくとも私の場合学校に戻れたらゴールで、闘いも解決ではなかった。

不登校になって親に迷惑かけて、心配かけて、学校の教師はもちろん、中学では校長先生までも巻き込んだ私。
あちこちに迷惑と負の影響与えたのに、学校に戻ることは結局出来ませんでした。学校という場所がまったく私には合わなかったんです。

それでも私なりの不登校のゴールには辿り着きました。

迷惑をかけた、と言いました。確かに迷惑かけてました。心配もかけていた。それでも親は私にある大切なものを与えてくれました。

それは親と一緒に過ごして、悩んで、私が決める人生です。

話を聞いてくれて、一緒にどうしたい?と考えてくれて、一緒に泣いてくれました。時にはガツン!と叱られる時もあったけれどそれもその時の私には必要でした。
両親から言われて覚えている言葉が

愛音にああしなさい、こうしなさい、て命令したら
それは愛音じゃなくてお母さんとお父さんの人生になる
その人生で愛音は本当に良いの?
嫌なら怖くても自分で決めてごらん
やりたいこと、やりたくないこと、
自分で決めないと自分の人生歩けない子になるよ

両親も兄も私を可哀想な不登校の娘、妹、なんて設定は設けていませんでした。
だから人として向き合って話してくれて、慰めてくれて、怒ってくれて、笑ってくれた。

私にとっての不登校のゴールとは。
大切な家族へ【ありがとう】と感謝を述べることが出来たときでした。
学校に戻るでも、転校でも、環境を変えるでもない。
一緒に諦めずに生きてくれたこと、私に自分で決める人生を教えてくれたこと。不登校の時間を成長の時間へと変えてくれたこと。
これらに対して心からありがとう、が言えたとき。

私は不登校人生のゴールを決めた。

もちろん各家庭にそれぞれの考えがあります。
私のこの思いを押し付けることはしません。
ただの一例、として読んでくださいね。

*愛音*

2024/04/08
桜、満開
心にも春が来ましたよ

この記事が参加している募集

サポートしていただけたら嬉しいです🌹 これからも頑張りますね!