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てくてくちむたかのすけ5
2022.4月9日
前回あらすじ
個人的な1番の目玉を見逃して目ん玉飛び出る
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さて、あまりに楽しくてなかなかあまわりパークからも脱出できずにいるが「あまわりパーク編」はこれで最後。
あまわりパークの後半の展示は「現代版組踊」について
組踊とは:
琉球伝統芸能で日本芸能の能や狂言から着想を得た歌舞劇。琉球王府が接待のために作らせた。演者は男性のみ台詞は琉歌調などなど。制約の多い、確立したスタイルがある。
現代版組踊とは:
伝統芸能の組踊から着想を得た新しい組踊。
なんでもあり。は言い過ぎでも音楽や踊り衣装も今どきにウケる仕様となっている。ずんどこイケイケ♪
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学生さんを中心とした地域住人によって構成される舞台なのだ!
「地域おこし」「若い世代の活動の場の提供」「伝統芸能、地域の歴史への関心づくり」さまざまな点から試行錯誤され
うるま市勝連の住人はなんと!
1999年
現代版組踊「肝高の阿麻和利」の舞台公演を開始。
これは沖縄県の自治体、教育現場に大きな衝撃を与えた。
この現代版組踊「肝高の阿麻和利」は大ブームを引き起こし、メディア展開も華々しく地方の学生に夢と希望を与えた。
↑去年のcmですが
そして他の自治体でも同じ試みが行われ、地元の歴史に基づいた独自の現代版組踊が次々と誕生した。
あの宮本亜門さんも感銘を受け、勝連の現代版組踊チームの演出家の平田大一さんと現代版組踊を手がけた。
平田さんはエイサーの定番「ミルクムナリ」の歌詞(口説)を作った方です。
さて話が逸れたが、
現代版組踊のブームは他地域にも伝播する。
面白いのは「肝高の阿麻和利」に限らず、地方の歴史目線から作られる「現代版組踊」では
首里の中央政権、つまり琉球王府が悪役の場合が多くなることだ。
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そりゃそうだ。
現代でも税金や法律の改正、どうなってんの金融政策など中央のお偉いさんにはブーイングが鳴りやまない。
しかし今はキャッシュで税金も納めるし、なんやかんや生きていけるし医療も大概受けることができる。
昔はそうはいかない。税金は年貢として畑作業や漁などの過重労働から細々とした収益をごっそり持っていかれる。自然の脅威に左右され飢饉は何度も訪れた。
それを打開する策は中央政権への力ずくでの説得なのだ。謀反、クーデター…。
王府から見た「逆臣」が
地域のヒーローであるのはそのためだ。
王府の肩を持つならば、王国を守るための軍事費や政治家などのお給金。橋の建設や水路の整備など公共事業………必ずしも華やかな生活のためだけに税収が行われたわけでない。
しかし情報を得る手段の少ない昔に自分達の収めた年貢の使い道は分からないし今後どうなるともわからない自然との共存は心を削っただろう。
こうして中央政権の歴史書と地域に伝わる地域史の間には矛盾が生まれるのでした。ちゃんちゃん。
私は割と甘い蜜を吸っただろう士族の末裔なのでなんとも居心地がががかが、両親共に離島で先祖を辿ればあれですががががが、、、
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話が逸れたので要約すると
「現代版組踊面白いぜ!みんな見てくれよな!」って事だ。
このコロナ禍でずいぶん公演は減り、新たな担い手の募集から始めないといけない自治体もあるだろう。
だがしかし「あまわりパーク」ではそんな現代版組踊がたまに公演されるらしい!やったね。
時間の都合上観れなかったが、この日も公演があったらしい。観たかったなー。「肝高の阿麻和利」はDVDでしか観たことないもので…。
↑興味あればぜひー
次回、ちゃんと城の方にも行きました。
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